モルダウの黒い流れ

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モルダウの黒い流れの評価:

4.00/5点 レビュー 2件。 - ランク

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全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(5pt)

寡作なのに三度もゴールド・ダガー受賞作家の第1作

原著1960年刊、原題 Night Of Wenceslas。
 既読作品4作(本作、『シロへの長い道』『チェルシー連続殺人事件』『極北が呼ぶ』)の中では、『シロへの長い道』に次いで2番目に好きな作品。
 遺産頼みでやる気のない青年社員が巻き込まれた国際陰謀の顛末を、皮肉やユーモアを交えながらも悠々と語る手練れの技は、処女作とは思えない巧みさ。本作でイギリス探偵作家協会のゴールド・ダガー賞(最優勝長編賞)をとったのも納得です。ちなみにこの作者、寡作なのに本作と『シロへの長い道』『チェルシー連続殺人事件』で合計三度、同賞を受賞しているというツワモノです。
 絶え間ないスリルとサスペンスでぐいぐい読ませるアメリカ流とは異なる、イギリス伝統の文学的土壌に上に成り立ったスパイスリラー。海外ミステリファンなら必読でしょう。
モルダウの黒い流れ (ハヤカワ・ミステリ 675) Amazon書評・レビュー: モルダウの黒い流れ (ハヤカワ・ミステリ 675)より
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