シロへの長い道
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私は非常に好きな作品です。翻訳が多くないデヴィッドスンですが最高傑作だと思います。 やる気がなく女にだらしなく人品怪しからぬとは全く言えない主人公。それでも冒険と謎解きをきちんとこなすストーリーはスリリングで、しかも、ストーリーや人物の粗というか、ゴツゴツいびつな部分がなんともいえない味わいと現実感を醸しています。 冒険アクションのヒーローが好青年である必要は別にないじゃないですか。この問題あるヒーローと、そんな駄目男に惹かれてしまうユダヤ美女、そしてラビも、どの人物も決して典型的でないからこそ、冒険が際立ち、イスラエルという土地の魅力も十分に伝わるのだと思います。 すぐにとは言わないから、復刊フェアで出してくれないかなあ...気に入る読者は多いと思います。 | ||||
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セム語系古文書の独創的な解釈で名を成した、英国の若い考古学者カスパー・レングは、イスラエルから強引に仕事を依頼される。ユダヤ教を象徴する聖なる燭台メノーラは、ローマ帝国に奪われたと思われていた。だが、奪われたのは偽物で、本物はひそかにある場所に埋められている…とほのめかす古文書の一部が発見された。だが、ヨルダンも古文書の別の一部を発見して、メノーラの探索に乗り出したふしがあり、イスラエルは先を越されまいと血眼になっているのだ。引き受けたカスパーは、イスラエルに急行するが…。 テーマは大好きな宝探しで、イスラエルにヨルダンという舞台設定も興味深い。だが、作者がライオネル・デヴィッドスンなのが、正直なところ不安だった。以前読んだ彼の作品「モルダウの黒い流れ」が、あまり好きになれなかったからだ。だが、かなり前から積ん読にしている事もあり、ダメもとと思って読んでみた。 しかし、うーん…やはりこの作者は肌に合わないようだ。「モルダウ…」は、とにかくわかりやすい話だった。だが本書は、舌足らずだったり、場面転換が唐突だったりして、何だかとてもわかりづらかった。しじゅう急ブレーキを踏む車に乗っているような、心地の悪さを感じた。 また、翻訳も感心できない。だらしのないところはあるが、れっきとした学者でインテリの主人公が、いつも自分を”おれ、おれ”と呼ぶのはいかがなものか。これは作者の責任ではないが、あまり魅力のない主人公を、さらに魅力なくしたのは否定できない。 | ||||
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セム語系古文書の独創的な解釈で名を成した、英国の若い考古学者カスパー・レングは、イスラエルから強引に仕事を依頼される。ユダヤ教を象徴する聖なる燭台メノーラは、ローマ帝国に奪われたと思われていた。だが、奪われたのは偽物で、本物はひそかにある場所に埋められている…とほのめかす古文書の一部が発見された。だが、ヨルダンも古文書の別の一部を発見して、メノーラの探索に乗り出したふしがあり、イスラエルは先を越されまいと血眼になっているのだ。引き受けたカスパーは、イスラエルに急行するが…。 テーマは大好きな宝探しで、イスラエルにヨルダンという舞台設定も興味深い。だが、作者がライオネル・デヴィッドスンなのが、正直なところ不安だった。以前読んだ彼の作品「モルダウの黒い流れ」が、あまり好きになれなかったからだ。だが、かなり前から積ん読にしている事もあり、ダメもとと思って読んでみた。 しかし、うーん…やはりこの作者は肌に合わないようだ。「モルダウ…」は、とにかくわかりやすい話だった。だが本書は、舌足らずだったり、場面転換が唐突だったりして、何だかとてもわかりづらかった。しじゅう急ブレーキを踏む車に乗っているような、心地の悪さを感じた。 また、翻訳も感心できない。だらしのないところはあるが、れっきとした学者でインテリの主人公が、いつも自分を”おれ、おれ”と呼ぶのはいかがなものか。これは作者の責任ではないが、あまり魅力のない主人公を、さらに魅力なくしたのは否定できない。 | ||||
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