【有馬美季子】
香り立つ金箔: はたご雪月花3
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隅田川を望む旅籠“雪月花”の仲居・お初が姿を消した。女将の里緒や雪月花の者が必死に探すが、見つからない。
真心を学び、患者と向き合う少女の感動の成長物語!「お父つぁん、おっ母さん、もうすぐ私もいくからね」流行り病で両親を亡くし、奉公先のいじめに耐えきれず、川に身を投げたお葉。
江戸の隅田川沿いにある旅籠“雪月花”のあるせせらぎ通り周辺で異変が続発。
浅草山之宿町の旅籠“雪月花”のある“せせらぎ通り”で白金の百姓が殺された。雪月花に宿泊する予定の客だった。
江戸の隅田川沿いにある旅篭“雪月花”では、女将・里緒や番頭の吾平、それに女将たちと懇意の南町奉行所定町廻り同心の山川隼人までが、ひそひそと話をしている。
両親の死の謎がようやく解け、江戸の隅田川沿いにある旅籠〈雪月花〉の女将・里緒は寂しさを抱きつつも懸命に仕事に打ち込んでいた。
自分を苦しめた相手を癒すーー。お葉が挑む、医療の険しい道。
旅籠<雪月花>に南町奉行所の定町廻り同心・山川隼人が血だらけの女と配下の岡っ引きを連れ駆け込んで来た。
夫婦で営む小さな小鍋屋「よろづ」は今日も千客万来。鍋の具は鰆と七草、メバルと韮など滋養満点の旬のものばかり。
奉公先でいじめられ、身投げしたところを町医者・道庵に救われたお葉。
町医者・道庵の診療所を手伝う少女・お葉。新たにお灸や鍼の治療を学び、患者に対応する彼女は無理が祟って倒れてしまう。
思いを寄せていた林二郎が、師と仰ぐ道庵にとって因縁の相手の息子だったと知り、動揺するお葉。
江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。
「女房を殺めた奴を捜せ」深川門前町の油屋に男が立て籠もり、凄まじい形相で叫んでいた。
不思議な能力を持つ娘おいちは、父・松庵のような医師になるべく、努力を重ねていた。
おいちは十六歳。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父の仕事を手伝っている。