発行日：2008年10月22日

出版社：光文社

ページ数：356P

【あらすじ】

自分と同姓同名の人間の死亡記事を見つけた朝、「私」こと大道寺勉の運命の歯車は回り始めた。―かつて私を捨てた母との再会。逃れられぬ邂逅は、男に何をさせようというのか。

発行日：2011年05月12日

出版社：光文社

ページ数：384P

【あらすじ】

こんなことは面と向かってはとても言えないが、いい機会だから今言っておく。 母さん、ありがとう、産んでくれて。 自分と同姓同名の人間の死亡記事を見つけた朝、「私」こと大道寺勉の運命の歯車は回り始めた。 ──かつて私を捨てた母との再会。 逃れられぬ邂逅は、男に何をさせようというのか? 浄化されぬ苦き想いと共に生きる男を描いた、 静かなる感動に満ちあふれた傑作。 『水上のパッサカリア』で第十回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞、話題となった著者による待望の書下ろし。