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浜中刑事の妄想と檄運



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■浜中刑事の妄想と檄運 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

浜中刑事の妄想と檄運 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)
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発行日:2015年04月11日
出版社:南雲堂
ページ数:368P
【あらすじ】
村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。駐在所での日々を妄想し、手柄をたてることを望まない彼は容疑者の境遇に同情をし、その言葉を信じるとき、事件の小さな綻びに遭遇する。 「その正直さが、お前の武器なんだろうな。それにお前は、運だけの刑事じゃない。捜査員として、なかなか素質があると思うぜ」 この内容なら、〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉として出す必要がないように思えるが……」  ……という私の考えは、終盤で打ち砕かれる。この中篇は、まぎれもなく《奇想》と《不可能》の物語であり、〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉の一冊にふさわしい作品だったのだ。」  そしてこの考えは、次の「浜中刑事の悲運」を読むことによって、確信に変わる。こちらの中篇も、浜中刑事を主人公とする倒叙ものとして始まり、終盤で《奇想》と《不可能》が浮かび上がるというプロットを持っているからである。作者は意図的に、『龍の寺の晒し首』とは異なるタイプの《奇想》と《不可能》の物語をひっさげて、〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉に、二度めの挑戦をしたのだろう。
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