長浜鉄道記念館
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長浜鉄道記念館の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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どうしてこんなにもごくフツーのミステリが創元推理文庫で出るのか、それこそがミステリだ。 | ||||
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浮世絵に興味のあった男が手にした浮世絵がすべての始まり… その浮世絵はかつて、それを手にしたものが自殺という憂き目にあう悲しき出来事がありました。 だけれども、どうもその自殺すら疑義があって… 調べていくにつれて人の欲というものが見え隠れしてくるのです。 未知の作品、というものには魔力があるものでして その魔力に数多くの人たちが巻き込まれ、犠牲になってしまいました。 すべてが終わったときに残るものは… 無でしょう。前代未聞の事実が判明(?)したとても… 謎解きは鉄道ものとなっています。 ただ殺人に関してはあまり凝ってはいないので注意。 | ||||
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まるで2時間サスペンスを見るような、観光地タイアップ?ミステリであります。 タイトルの「長浜鉄道記念館」(現・長浜鉄道スクエア)は実在の施設。のっけから死体が見つかったりするのですが、ところがどっこい、物語においてはそれほど大きな扱いではなく、どうせなら「琵琶湖疎水」か「信楽高原鉄道」をタイトルにしてしまってもよかったのでは? 基本のプロットは現在進行形の殺人事件と過去の浮世絵贋作事件をテレビ業界人が追いかけるというもの。お話自体はテンポよく淀みなく、適度にライトに進んでいくのですが、強引な設定と展開に有り得ないような偶然がやたらと多くて、あろうことか作中の登場人物から「偶然とは恐ろしいね」とツッコミが入ってしまいます。おいおい。 物語は終盤に差しかかって急展開。あれよあれよという間に事件の構図も背景も突き止められてしまいます。それはいいとして、真犯人との対決になって初めて提示される情報がかなり多く、主人公と同じ条件で読者が推理できるといったことはまったくございませんのでその点は御注意を。 それにしても、鉄道モノにどうして浮世絵をくっつけたんだ? と首を捻らされるのですが本書の底本は平成元年の刊行。昭和六十年にボストン美術館で葛飾北斎の版木が発見された話題から得た着想だったのですね。もっとも、著者の本業(?)といえる鉄道関連の豊富な知識に比べて、浮世絵については付け焼刃気味なのが何とも残念。葛飾北斎や東洲斎写楽の世代ならまだしも、江戸末期の歌川広重で未発見の錦絵という設定は難しいのではないでしょうか。それに版木の隠し場所に湿気の多いトンネルの中はないですよ… 全体に自宅で机に座って精読…というより、通勤電車や旅行のお伴にお読みください、といった内容。「明治に入ってからの浮世絵には小林秀親しか見るべきものがない」ときっぱり言い切る主人公に時代の流れを感じます。 | ||||
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1989年に出た単行本の文庫化。 種村氏による推理小説の一冊。本書は朝比奈シリーズの第一作。 長浜の鉄道記念館を舞台に、安藤広重の知られざる浮世絵、犯人消失の謎、アリバイ・トリックなどを組み合わせた意欲作。種村氏らしいおおがかりな話で、その大胆さには感心してしまう。 しかし、ミステリとしての出来は悪い。鉄道記念館、広重もただのにぎやかしとしか思えないし。 文章も読みにくい。 | ||||
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1989年に出た単行本の文庫化。 種村氏による推理小説の一冊。本書は朝比奈シリーズの第一作。 長浜の鉄道記念館を舞台に、安藤広重の知られざる浮世絵、犯人消失の謎、アリバイ・トリックなどを組み合わせた意欲作。種村氏らしいおおがかりな話で、その大胆さには感心してしまう。 しかし、ミステリとしての出来は悪い。鉄道記念館、広重もただのにぎやかしとしか思えないし。 文章も読みにくい。 | ||||
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