半佐夢デカ長事件帖

1988年05月01日　半佐夢デカ長事件帖〈2〉 (カドカワノベルズ)

長谷課長は送られてきた小包みを見て顔色をかえた。猛烈な勢いで階段を駆け上がると、2階の窓から溝川目がけて放り投げた。小包みは、1メートルもの水柱を吹き上げて爆発した。これは、特捜課5人への警告だ。誰かが、このスナック『白と黒』は警察の出先だと密告したに違いない。大物政治家、新興宗教の教祖が動きはじめた背景には、何かとてつもない大事件が隠されているのだろうか。国際都市、横浜で活躍する特捜課の混血デカ長たちに、初めての危機が迫る。 (「BOOK」データベースより)

1989年12月01日　半佐夢デカ長事件帖〈1〉 (角川文庫)

神奈川県警の古参長谷が本部長からじきじきに命じられたのは特捜課の課長。ひとくちに特捜といっても、その部下たるや、もの凄い奴がそろっている。成績トップ、スポーツ万能、映画俳優のような外見で、大金持ち、ドイツ人を母にもつ高木半佐。身長190センチ、中国人を父にもつ王国一。そして何といっても、すらりとした足とミニスカートのリリー、黒人マーガレットはその肉感的な体を生かして、特別捜査に大活躍まちがいなし。混血デカ長半佐と絶妙のチームワーク(?)で恐いものなし正義の味方、人気シリーズ第1弾突撃。 (「BOOK」データベースより)

1990年05月31日　半佐夢デカ長事件帖〈2〉 (角川文庫)

ますます凶悪化する犯罪にそなえるため、特捜課は盛り場のド真ん中に移転した。表看板は「白と黒」というスナック、しかし閉店後は、特捜きってのプレイボーイ、おなじみ高木半佐やセクシーなリリーなどが、イチャイチャ寝ずの番(?)をするから、どんな大事件も恐いものなし。ところが、正体がばれて、爆弾小包が送りつけられ、危機一髪。いったいチクッたのは誰だ。国際犯罪都市横浜で、売春や悪徳政治家目がけて、色じかけ特殊捜査のメスが入る。人気絶頂、傑作ミステリー第2弾。 (「BOOK」データベースより)