瀬戸内海殺人事件



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初公開日(参考)1982年03月
分類

長編小説

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瀬戸内海殺人事件 (角川文庫)

1987年05月01日 瀬戸内海殺人事件 (角川文庫)

女流画家・重枝恒子が瀬戸内海の大三島で忽然と消えた。大山祇神社裏手の崖にハイヒールとスケッチブックを残して…。愛媛の三ッ根鉱山でクローム鉱の調査をしている夫に会いに行く途中の出来事だった。自殺か?それとも他殺なのか?四国と瀬戸内海を舞台にくり広げられる異色長編推理。 (「BOOK」データベースより)




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瀬戸内海殺人事件の総合評価:8.00/10点レビュー 1件。-ランク


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No.1:
(4pt)

さすが草野唯雄。普通の推理小説ではない

『瀬戸内海殺人事件』といういかにもベタなトラベルミステリー風のタイトル。
しかも終盤、あと2章を残したところで、「読者への挑戦」が挿入される。
しかし、そこにいたるまでの展開は、奇矯な登場人物たちによるドタバタ・ユーモアミステリに近く、とてもじゃないが、伏線をフェアに張った本格推理小説とは思えない。
とりわけ、山に慣れた山林作業員でも下山するのに何時間もかかる山奥にいた鉱山学者を殺人犯人だと決め付けた主人公たちが、アリバイを破るべく、岩壁を懸垂下降すれば時間を短縮できるちがいないと、実際にやって確かめようとする場面などは、爆笑ものだ。
にもかかわらず「読者への挑戦」とは・・・と思っていると、いかにも、この作家らしい大胆な結末が待ち受けている。
1970年代前半の時点で、綾辻行人以降の「新本格」を先取りするような、思い切った荒業を繰り出していたとは。
(しかも、伏線はちゃんと張られているのだから、驚かされる)

なお、この集英社文庫版の解説は瀬戸川猛資が書いていて、草野唯雄作品全般について、かなり好意的な評価をしている。
『本格ミステリ・フラッシュバック (Key library)』における草野唯雄の扱いは、この瀬戸川猛資の評価を踏まえたものといってよいだろう。
それにしても、草野唯雄は、評論家の側からだけでなく、読者の側からも、再評価されるべき作家だと思う。
瀬戸内海殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:瀬戸内海殺人事件 (角川文庫)より
4041504236



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