オメルタ―沈黙の掟



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初公開日(参考)2000年11月
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長編小説

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オメルタ―沈黙の掟 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

2000年11月01日 オメルタ―沈黙の掟 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

かつてニューヨークを支配して、大いに権勢をふるい、平和裡に隠退した、マフィアの指導者、ドン・アプライルが、白昼、街中で射殺された!しかも、常に彼を監視下に置いていたはずの警察もFBIも、なぜかこの日に限っては姿を見せていなかった…銃撃事件の背後には、かつてのドンの仇敵の存在があり、さらに強大な敵の影も見え隠れする。大恩あるドンに報いるため、そして愛する家族を守るため、アプライルの甥で、ドン・ゼノの実の息子、アストーレの胸の奥のシシリー魂に火がついた…世界的ベストセラー『ゴッドファーザー』の著者マリオ・プーヅォが、最後に放つ大作。(「BOOK」データベースより)




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No.2:
(1pt)

読むのは時間の無駄

何とも、コピーした文章を読まされているようで、人物設定も筋も新味がない。
あの名作「ゴッドファーザー」の原作の著者なので期待したのだが、全く面白く
なかった。

 マフィアのドンは、弱者に優しく、金を貧しい人に分かち与え、公正で、人望
があり。と、まあこのような描写。日本の任侠映画と考えていただければ、それ
が登場人物と重なる。息子たちも素晴らしい。陸軍士官となり陸軍士官学校の教
官となっているし、全米ネットワークの重役であるし、娘は弁護士で「貧しさゆ
えに適切な法の保護が受けられない犯罪者を無償で弁護する」らしい。はいはい、
誠に素晴らしい一族ですな。残念なのはマフィアは金のためなら何でもする組織
であることくらいか。

 そのマフィアのドンの息子が主人公。ドンは人格者で、二千万ドルもぽんと寄
付し、貧しい人のために病院を建てて、芸術に貢献し、コロンビア大学のルネッ
サンス研究の「教授職」まで手に入れている。マフィアで教授ってどういうこと
なのか意味不明。

 著者には明確なレイシスト的思想があり、登場人物にそれを語らせている。「イ
ンディアンども」や「メキシコ人」にこの国を蹂躙されてはたまらんと考えてい
る様子。トランプじゃあるまいし、この設定はコンプライアンス違反では。偉大
なるアメリカの実現者であるらしい。半分弱読んでから、どうにもたまらなくな
って斜め読み。

 「死刑反対運動」への偏見も余すことなく示されている。「死刑反対運動」を
する人間が、「犯人を好き」だったり、「死刑囚を赦したり」、「死刑囚の犯した罪
を赦したり」している訳ではない。また死刑囚に味方しているのでもない。が、
ドン(作者)は訳の分からない言辞を弄する。猟奇的犯罪を例に出して、死刑制
度を弁護するドンと作者が見事に重なっている。娘とこのことで論議する様子は
あまりにバカバカしくて読む気もうせる。欲得づくで人を殺すマフィアに倫理を
語らせてどうする気なのだろう。小説に厚みをもたせるためにページを割いてい
るのだろうが、退屈なだけ。

 ドンは当然暗殺され、そこからまた物語は始まる。またも偏見を開陳し同性愛
への偏見も散見される。原作は1999年出版であり、当時ではこういう表現が
許されたのだろうか。物語は、要するに父を殺されたことへの復讐譚。それ以上
ではない(それ以下か)。

 息子はシシリーで殺人者としての訓練を受ける。「一人前の男」になる成長物
語もどきの筋。まあびっくり、最高の教師たち。判事や軍司令官を爆殺している
経歴の持ち主。女性の浮気や誘拐事件でファミリーどうしが対立する場面もある
が、リアリティが全くない。意味のない殺人場面があり、映画の場面転換のよう
な効果を狙ったのであろうが、見事に失敗。

 警察官の描写も、わざとしたとしか思えないような、非現実感。なにせ対立し
た二人の警官が同僚の前でピストルを抜くのだから、呆れてしまった。ここでも
人種差別的表現がある。

 暗殺計画やとりまく状況を説明するための、グダグダのとりとめない薄い文章
が続く。スピード感(そもそもそれがあったのかという疑問があるが)が削がれ
て、著者のご大層な政治見識や差別意識丸出しの「感想文」を読まされるはめに
なる。
 時折、一作で名をなした人がこういう、どうしよもない駄作を書くことがある。
売れると踏んだ出版社からお金だけもらって手を抜くのか。

 どうでもいいが、ソ連邦の最初で最後の大統領、ゴルバチョフがピザのコマー
シャルに出てくるシーンがあった。本書で唯一面白かった挿話。

 作者の遺作になったらしいが、惹句の「ゴッドファーザーの著者が最後に発つ
大作」とあるが、残念ながら不発だって。 
☆なんぞありません。時間の無駄です。
オメルタ―沈黙の掟 (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:オメルタ―沈黙の掟 (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083131
No.1:
(2pt)

未完成の原稿?それともボツ原稿?

他の作品に比べて、登場人物の描写が薄いように思いました。内容的にどうしても「ゴッドファーザー」や「ラストドン」と比べてしまうのですが、展開が比較的一本調子でパワー不足な印象。作者が亡くなってから、もう2年。最近になってまた新作が発表されたらしいですが、生涯を通して10本の指で足りるほどしか小説を発表しなかった著者なのに、なんで亡くなった後になって、こんなにハイペースで新作が発表されるのでしょうか??ま、ファンとしては読まずにいられないのですが。。。
オメルタ―沈黙の掟 (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:オメルタ―沈黙の掟 (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083131



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