破戒法廷
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
破戒法廷の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
破戒法廷の総合評価:
8.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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大男でけだもののような振る舞いを示すジャックに二人の弁護士がさじを投げたため、仕方なく弁護士会長はかつては才能があったが今や年に数回浮浪者の弁護をするだけの老弁護士、ヴィクトル・ドリオに弁護を依頼する。
全体340頁の前半80頁は老弁護士ドリオによる捜査、残りの260頁が公判の場面で各証人の証言が続くという構成。ミステリとしては前半はそれほど進展が無く冗長感が否めない。中盤はジャックの障害者としての生き様が重厚に描かれていくがミステリとしてはこの部分の必要性は感じられない。施設の院長、イヴォン・ロドレックがジャックを高度な知性の持ち主に育て上げたわけであるがこの部分が重要な背景となっており本書のもう一つのテーマになっているようにも思われる。
公判の場面は現実感があり登場する証人たちもうまく描き分けられているが、真相については動機やヴォーティエ夫妻の心理面で今一つ納得できない感じが残った。
ドリオの助手役で弁護士志望の女子学生、ダニエル・ジュニーが花を添えているが役どころとしてはほとんど意味がなく蛇足という感じがする。