SAS/イランCIA対マルコ
- SASシリーズ (63)
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「ビンラディンの剣」でプリンス・マルコ熱が再発し、前に読んだ中で特に気に入ったものを、本棚の奥から引っ張り出して、再び読む事にした。本書は1965年のシリーズ第2作。 舞台はイランだが、パーレビ国王の暗殺を防ぐ話と、ものすご~く古い。私が本書を最初に読んだのは1979年の年末だが、その年早くにイスラム革命でパーレビ王制が打倒されており、その時ですら時代遅れに感じた。今では隔世の感があり、人にお薦めするのは気が引ける。それでも、物語としてはとてもおもしろく、プリンス・マルコ物で私が最も好きな話の1つ。 クーデターを企てているのは、現地のCIA 責任者と秘密警察長官。マルコは、親米ではない中立国で、現地の権力者を敵に回し、孤立無援に近い戦いを強いられる。さすがのマルコも、前作「イスタンブール潜水艦消失」のような余裕はなく、話がずっとスリリングになっている。特に、終盤のサディスティックな秘密警察長官との対決と、クライマックスの”空中戦”の迫力は圧巻。 また、政治情勢は時代遅れでも、風俗描写は興味深い。特に印象的なのは、いつもファルダ(明日)と答えて、露骨にノーとは言わないが、決して首を縦に振ろうとしない文化。また、パーレビ時代のイラン女性が、かなり開放的だった事もうかがえる。 | ||||
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