アルカイダの金塊を追え SASプリンス・マルコ・シリーズ
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プリンス・マルコ・シリーズの2003年の第151作で、扶桑社版の”新シリーズ”としては第3弾。アルカイダのテロ資金として、アフガニスタン及びパキスタンからアラブ首長国連邦(UAE)に運び込まれた、大量の金(きん)の行方を追跡する。 アラブ穏健派で、近代化が進むUAEは、テロ支援とは縁遠いイメージがある。だが、連邦を構成する首長国間の経済格差が激しく、貧しい首長国はイスラム原理主義の色彩が強い事、また金(きん)の自由市場を売りにしているため、金を簡単に持ち込んで処理できる事など、アルカイダが巣食ってもおかしくない土壌がある事を、本書で初めて知った。 物語としては、肩が凝らずに楽しめるが、イマイチの感がある。特に、序盤が「ビンラディンの剣」とほぼ同じパターンである事、そして不必要なセックス・シーンがちょくちょく挿入されて、テンポが削がれるのが気になる。舞台設定の今日的な興味深さがなかったら、星は3個にしたかもしれない。 なお、直前の任務について『マルコはイラク戦争を食い止められなかった事を、今さらのように悔いていた。CIA長官の思惑も含めて、両陣営が張りめぐらした罠の前に、マルコの願いはあえなく潰えたのである』との言及がなされている。これは前作の”Bagdad Express”の話と思われるが、大いにそそられる。ぜひ邦訳してほしい。 | ||||
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