ビン・ラディンの剣 SASプリンス・マルコ・シリーズ
- SASシリーズ (63)
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昔の創元社のマルコシリーズに嵌ってました。 久々にマルコシリーズ健在だったと知って(勿論ジェラルドヴィリエも今は死去。 自分が疎かっただけ。)一寸読んでみようかと一冊注文。 内容は911をテーマに、色んな説がある中、上手くまとめているなと思う。 特にラストの〆方は 流石ジェラルド・ヴィリエ。 筋が大体わかった所でどう決着をつけるのだろうと思ってたから、この終わり方はやっぱりジェラルド・ヴィリエと嬉しくなりました。 只やっぱり、昔の創元社でのSASシリーズに馴染んでた者としては、何か往年の調べというか香りに欠けるものを感じました。 私には創元社のストックを味わい直す方が合うのかもしれない。 | ||||
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SASプリンス・マルコ・シリーズは、フランス人作家によるスパイ物。主人公マルコ・リンゲ、通称殿下(SAS)は、正真正銘のオーストリア貴族だが、先祖伝来の居城の莫大な維持・修理費を稼ぐため、非常勤でCIAのスパイをしているという、かなりの変わり種。 本シリーズは1980年代、創元推理文庫で50冊ほど訳された。やや当たり外れはあったが、当たりはおもしろかったし、何よりも主人公のキャラクターに惹かれて、愛読していた。 創元が邦訳を止め、冷戦が終わった後も、本国フランスでは連綿と書き続けられ、現在では何と150作を越えているという。そのうち、比較的最近の国際情勢を反映した作品が、このたび扶桑社から"新プリンス・マルコ・シリーズ"として訳される事になった次第。 前置きが長くなったが、"新シリーズ"のトップバッターに選ばれた本書は、2002年の第146作。9.11テロがプロローグで、舞台はその約3か月後。CIA内部にアルカイダの手先がいて、9.11にも関与した疑いが浮上し、マルコがあぶり出しを依頼される。 とてもおもしろかった。9.11テロ及びアルカイダという非常にホットな題材なだけに、ノンフィクションを思わせる迫力がある。話の展開はやや地味だが、手がかりが全くない状態から、ほんの小さな糸口をつかみ、そこから少しずつ少しずつ本丸をたぐり当てていく過程が、非常に読み応えがある。 また、マルコも作者も親米・反テロだが、9.11後のアメリカのヒステリックな雰囲気や、アメリカ政府の無能ぶり・無節操さを、どことなく醒めた目で見ているのが興味深い。 なお、本書より前に、マルコがトランスワールド航空800便のテロを調査し、ビン・ラディンと出会った話や、アルバニアでアルカイダの地下ネットワークの壊滅に尽力した話があったらしい。これらの話もぜひ邦訳してほしい。 | ||||
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