列車消失
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列車消失の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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大井川鉄道井川線を走行中の七両編成の列車から、六両目だけが三十六人の乗客を乗せたまま忽然と消失してしまった!さらに事件はこれだけでは終わらず、その乗客たちの身代金約三億の受け渡し場所に指定された「日本海2号」で同じ男が2度飛び込み自殺したばかりか、あろうことか轢断された胴体だけが車掌を抱えて車内を歩き出したのだ!そして、同じ車内からは密室で射殺された死体も発見され・・・。 タイトルの「列車消失」という核となる大がかりなトリックだけでなく、細かい不可能犯罪の連鎖も見事な目くるめくトラベルミステリツアーでした! | ||||
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元々鉄道ものはあまり好きではないのですが、そういうものではないのかと思って読んでみました。特殊な地形を利用したのか?そうではないのか?というのが一つの醍醐味となっていますが、文を読んでもさっぱりイメージがわかないし、人についても、登場人物が比較的多い割には、誰が喋ったセリフなのかがわかりにくいところがあり、それぞれのキャラクターも頭に入ってこない。こういうのが好きな人や、実際の路線や地形をご存知の方なら楽しめるのかも。 | ||||
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列車の一両だけが消失し、その後はループ線を使った身代金受け渡しや、さらには列車に轢かれた死体がまた別の場所で轢かれ、さらに胴体だけが社内を歩く・・・実にわくわくするような不可能トリックがつるべ打ちの鉄道ミステリーです。あとがきで書いている通り、島田荘司の「奇想、天を動かす」に触発されて書いたらしいので、島田氏の特に吉敷刑事シリーズが好きな人にはたまらないでしょう。国鉄民営化に絡む社会派的な要素もあり、時代が感じられその側面でも読み応えがある。 今読むと復刻作品なので古臭い感じもあるが、それがまた味となっている。個人的には非常に楽しんで読めた作品だ。 | ||||
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阿井渉介の鉄道モノから、なぜ本作を選んで復刊したのだろう? むしろシリーズ1作目であった『北列車連殺行』や、西村京太郎の『ミステリー列車が消えた』をも凌ぐ大掛かりで破天荒な展開が魅力といえば魅力の『赤い列車の悲劇』(いわゆる“バカミス”としては再評価されるべき作品)を選ぶべきではなかったか? 本作を“バカミスの先駆”と呼ぶには、あまりにもトリックに無理が多すぎる。 正直「これを見逃す鑑識班や検死官は、この世におらんだろ」と思うほどデタラメなので、読んでいて、つらくなる。 『赤い列車の悲劇』から始めて、『銀河列車の悲しみ』『虹列車の悲劇』『黒い列車の悲劇』と読み進めば、その愛すべき“バカミス”ぶりが楽しめると思うのだが…。 そこから1作目に戻って出版順に読むような、もっとお金と暇がある方でも、本作に至って「もうやめた!」と叫ぶはずだ。 | ||||
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列車消失というタイトルに魅せられて読んでみた。 人脈のそれぞれの背景や描写は素晴らしいが、肝心なトリックはあくまでも紙上のものでしかなく、現実性において無理な構想である。著者が文学部出身だけに良い面と悪い面が出ている。 この小説は非常に会話の部分が多いが、最初に登場した時だけ人物の説明があるだけで、後は名前だけで表現されている為読者側からみれば読みにくい。こういう長編小説ならそのところを気遣って欲しい。 列車消失や怪奇的なミステリータッチの箇所は読者を引き込む筆力がある。しかしながら、所々物語の進展性や繋がりにギクシャクした感じを受ける。もう少し滑らかな感じにならないのか? また、事件捜査においてはリーダーシップが曖昧で、刑事たちの行動が素直に読み取れない箇所がある。 最後のトリックに至っては作品の重みが宙に浮いてしまった。 | ||||
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