旅行者
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何故、この連続殺人犯は危険を顧みずこんなことをするのか?しかもわざわざ女子大生を誘拐してまで?というのがこのサイコ・スリラー最大の謎ですが、確か小説中に殺人鬼の独白のなかに偉大なる芸術は記録されるべき、という文句が出てきてもしかしたらそれがこの殺人鬼の自分の犯行現場に戻って自分の行った殺人の記録をとるという作業の動機だったのではないかと思いました。主人公の殺人鬼が写真家というアート関係の仕事をしているので殺人もまた芸術と捉えているのでしょうか。または世間を欺いてやったという極限まで肥大ひたエゴの故か。 或は私の読み違えで著者は何故、人間が人間に対してこのようなことをしてしまうのか、してしまえるような人間になってしまうのか皆で考えよう、と問いかけているいるのかもしれません。作中の殺人鬼も仕事も普通にしていて人望もあり何の問題もないのに殺人鬼に堕した人物だし。私には書かれるべくして書かれた必然的小説に思いました。 英語が判らないのであれこれ言えませんが訳が大変いいと思いました。特に老人に会話の部分とか。社会派サイコ・スリラーの力作。 | ||||
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カッツェンバックはもっと読まれていい作家だと思う。 とくに『旅行者』はサイコ・サスペンスの傑作で、個人的には『羊たちの沈黙』と同じくらいのレベルだと考えます。 登場人物の心理描写は息が詰まるほど濃密で、かつ物語の展開はスピーディー。読後感は重いですが、読む価値ありです。 | ||||
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