あかね空

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評判

あかね空の評価:

4.21/5点 レビュー 76件。 A ランク

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平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 41〜60 3/4ページ
No.36
(4pt)

代表作として直木賞を受賞したのも頷ける

時代物であるが、経済小説であり、職人ものであり
人情ものであり、一種の推理ものでもある。
山本一力という作家の、テーマとするあらゆる要素を
とにかく一冊に詰め込み収めた作品。
代表作として直木賞を受賞したのも頷ける。

例えば経済小説としては『損料屋喜八郎』が
絶対に上だろうし、というようなことを
云い始めてはいけないだろう。
この一作から山本一力の他の作品や
他の時代物に移行するには良い一冊。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.35
(3pt)

展開がホンワカしているため、読むに時間がかかりました。

あまり展開がゆっくりしているので、結構読むのに時間がかかりました。その後、落語の「甲府い」のような豆腐屋のいい話があり、なんとなく自分の中でつながっています。
 小説としては、江戸の風情がよく出ています。山本さんの借金生活の話をNHK教育テレビで見て、この人の人生のすさまじさを知り、冊子等のコラムは、読むようにしていました。結果としてこの小説を購入した次第。本人が苦しい目にあっているため、そのもたげかける何かメッセージが今か今かと気にしながら、結構平凡に終わったのに、なんとなく、作者の抑え感があった。本当にうまい小説だと思います。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.34
(5pt)

苦難を乗り越えてこそ…。

京都から出てきた年若い豆腐職人の永吉が江戸で京風の豆腐屋を開業し
同じ長屋の一人娘・おふみと恋仲になりそして結婚…。
最初は江戸の人々に馴染まれなかった京豆腐も熱心なおふみの売り込みと
真面目・堅気な永吉の創意工夫で順調に発展していきます。が、
三人の子供を育てていく中ですれ違い、葛藤、二人の仲は険悪なものに。。
特に長男を溺愛するおふみには永吉をはじめ弟妹も辛い思いをさせられます。
それから永吉のあまりにもあっけない最期はかわいそうでした。
(永吉が主人公だと思っていたばかりに。)

しかし傳蔵は相州屋の行方知れずの子供だったのですね。
(ハッキリとは書かれてはいませんが)
最後まで京やの一家は相州屋に助けられた
合縁奇縁の因縁めいたハッピーエンドも素敵でした。
一人一人の胸の内の描写も丁寧でそれぞれに共感しながら読みました。
ただあまりにも性格が変わったおふみだけには感情移入ができませんでしたが。

人生は困難、苦難の連続だけど乗り越えてこそ真価が輝くんだって
読み手に力強さを与えてくれる一力さん作品の中でも
直木賞受賞作である本書は傑作です!
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.33
(5pt)

気合いの一作

直木賞受賞作。
江戸時代の市井の人々の生活を描いた作品。
登場人物は架空なのですが、時代背景を細かく描写しているため、まるで実在した人物の小説を読んでいるような気持ちになります。
京から江戸へ来た豆腐職人の永吉。苦労しながらも京豆腐の味を広めていく。きれい事だけではない家族の愛憎と葛藤。

最後まで一気に、そしてじっくりと読めました。
さわやかな読後感です。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.32
(5pt)

まるで吸い込まれるように読み進みました

最も身近な事なのに最近は横に置かれてしまっている、そんな話の内容で、家族皆が協力する事、助け合う事、思いやりを持つ事で、楽しい事もつらい事も悲しい事も流れる川のように一生を過ごしていけるんだろうと思いましたね。いい本です。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.31
(4pt)

時代家族小説、世話物ですね

直木賞受賞作。時代劇にもかかわらず大変読みやすく、あっという間に読了。
善人と悪人がはっきりしすぎなのでは? そのせいかするすると話は進んでいきます。
家族の物語りとして、大変面白く感じました。
しかし、二部は不要なのでは?
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.30
(3pt)

時代小説ではなく家族小説として

時代物というよりも、家族小説として読んだという実感が強い。
いい話なんだが、なんか食い足りないというか、あっさりしすぎというか、物足りなさが残る。
前半部だけで1冊、後半部で1冊ぐらいの分量があれば、もっとぐっと来たかもしれない。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.29
(4pt)

気持ちのいい読後感

安心していい小説が読みたくて、手に取った小説。

期待通りでスッキリと読めました。

中盤から、いろんな事がうまくいかない、

伝えたい事が伝わらないことで、

もどかしさを感じつつ、

最後は気持ちよくまとめるのは、さすがです。

残念だったのは、

永吉、おふみがもうちょっと浮かばれてほしかった。

時代物なので読みづらいと思いきや、

とても気持ちよく頭に入ってくる文体で、

あいかわらずいい読後感が味わえます。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.28
(4pt)

後半は読む楽しさが半減した

前半と後半で評価を分けたい。前半が星5つ、後半は星3つかな。

まず前半。

京から江戸に上って来て豆腐屋を開業する永吉と、その妻となるおふみを中心に物語が展開するのだが、その展開が一本筋で、とても読みやすい。

くどくどした説明文がほとんどなく、実に刻々と素直な時間経過で、流れるように話が進んで行く。

だらだらした文体ではなく、エピソードの一つ一つが小気味よく語られるのも話の展開が速い理由だろう。

ふたりを取り巻く家族や近所の人間関係もさわやかで、ほのぼのとしたホームドラマを見ているように、気持ちよく読み進めることができる。

それから後半。

永吉とおふみに子供ができたあたりから、ちょっと展開が変わって来る。

話の展開を遮るように、夫婦や子供たちの個人の視点で回顧が繰り返され、これまでの出来事に対するそれぞれの視点からの事実が語られるのである。

明るくはきはきした娘だったおふみが、ゆがんだ性格の中年として描かれて行く(それは表面上でのことなのだが)ため、ゆったりとした気持ちで読み進めない。

できれば、周りの隠された好意や悪意が、当事者たちにすっきりと分かって大団円となれば読後感も良いのだけど、

それを知らないまま当時者が死んでしまい、小説の中だけで事実が語られてもなんだかなぁ、とも思う。

親子二代、30年間の物語だし、読む者だけがすべてを分かればそれでいいのでしょう。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.27
(5pt)

泣いちゃいました☆

山本一力さんの本は初読でした^^

凄くいい作品だと思います。

自分の店を守り繁栄させていくという事の裏にある家族の問題であったり絆であったり・・・

他人の気持ちであったり、情であったり・・・

小説のなかの登場人物たちが本の中で強く生きている作品だと思います。

家族同士の犯罪や殺人の報道が絶えない今の次代にこの小説に出会えた事を嬉しく思います。

感動と人情が沢山つまった粋な作品でした^^
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.26
(5pt)

市井物の秀作

この作品は、江戸にやって来た京の豆腐職人が、東西の豆腐の違いに悩みながらも、妻と二人励まし合い、力を合わせて豆腐店を切り盛りしていく前半の部分だけでも、夫婦愛を描いた市井物として、爽やかな読後感を残す作品になったことと思う。ただ、それだけに終わらなかったところがこの作品の奥の深いところだと感じた。

店が繁盛するにつれ、夫婦、親子、兄妹の間の関係が少しずつねじれていく。仕事が忙しくてなかなか家族を顧みることができない父、跡取りの長男を溺愛するようになる母親、母親の愛情を十分に受けることが出来ず屈折した感情を抱く弟と妹。そして、博打、女で身を崩し、店を崩壊の危機に追いやる兄。思わず、しっかりしろよ、と言いたくなる物語の中盤だ。

しかし、物語の終盤、作者は登場人物一人一人に本当の心情を語らせる。今まで起きた出来事の影にあった各自の心理が明らかになり、ねじれていた糸が少しずつほぐれていく。そうだったのか。大団円に向かってぐいぐい物語に引き込まれていく。

読者の中には、夫婦、家族の問題を抱えている人もいると思う(私もその一人だが)。物語の終盤は、私たちは、こうした問題を自分の視点からしか見ていないのではないだろうか、相手の立場から見たら全く別のものに見えるのではないだろうか、ということを気づかせてくれた。

夫婦の絆、家族の絆を描いた秀作だと思う。江戸深川界隈の息づかいが伝わってくるリズムのある文体もいい。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.25
(5pt)

泣きました。

時代小説を読んだのは久しぶりでした。登場人物、いい人が多くて、今の時代では合わないかもしれませんが、舞台が昔のことなので、よくできたお芝居を見せてもらっているような感じで、気持ちよく読むことができました。両親の死のことなど、できごとをさっぱりと書いているのも、むしろ好感が持てました。一気に読んでしまい、途中、何度もハンカチを使ってしまいました。何かしら、実生活に思い当たることがあったりすると、泣けてきます。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.24
(4pt)

脚本みたいな感じ

時代小説はあまり読まないけどグングン吸い込まれるような感じ。
これは小説というより脚本なんじゃないか?みたいな変な感覚が
芽生えてきたりして。 テンポが速すぎて・・・特におふみの
両親の死に方の描き方があまりにもあっけないので進むうちに
次の不幸はナンなんだ?って勘ぐりしながら読んでました。
家族〜特に兄弟って人数がいると親も誰が一番好きとか出てきてしまうのかも・・自分も子育て中なのでその点を考えさせられました。
親という字は木の上に立って見る〜暖かく見守りながら間違っていたら
甘やかさず注意する・・長男の榮太郎はおふみが猫可愛がりしたから
ダメになってしまったのかな・・・時代小説でなくても下町の自営業の
家でも現代として十分いける内容のホームドラマなのかもしれない。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.23
(5pt)

心改まります

このくだらない世界に素晴らしい贈り物をありがとう。

時代小説ということで、読む前は若干抵抗もありましたが、今は幸せな気持ちにあふれています。2日間で一気に読み進めてしまいました。

久々に涙しました。最後にもう一度ありがとう
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.22
(5pt)

人間の心の複雑さ

典型的な江戸を舞台にした人情話だが、著者の筆力のせいだろうか一気に読むことが出来た。

二部構成になっていて、第一部は京都からやってきた男が長屋で豆腐屋を始める。来た時から親切だった隣の娘と夫婦になり、子供も三人を作り、二人で店を大きくし、表通りに進出する。男が死に、娘が死んだところで第一部が終わる。第二部は、子供たちがその店をどう継いで行くかを描いてゆく。

夫婦が愛し合っていても、忙しさやちょっとした行き違いから表面的には、争いが絶えなくなる。そんな中で育った三人の子供たちが、それぞれどう思うか?子供を持つ親としては気になるところである。

この本はそのあたりを、その感情の機微を上手く表現している。人の心の複雑さを改めて感じさせられた作品だった。

話を上手く纏めすぎている面はあるが、それ以上に心に温かいものを与えてくれる。読後感の良さは最高である。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.21
(4pt)

小気味よいテンポで二世代を描く

ある夏の暑い日に、江戸深川の長屋に京都から豆腐職人の大きな男がやってきた。京都南禅寺近くの老舗で仕込まれた上品でおいしい豆腐だが、江戸の固い木綿豆腐を食べ慣れた庶民の口には合わない。

 そんな栄吉をいつも明るく支える桶屋の娘おふみ。二人は結婚し、やがて子どもが三人できる。小気味よいテンポで展開し、主人公は栄吉・おふみから、息子たちに移っていく。深川の料理屋の女将、寺の僧侶、同業者の豆腐職人、商売敵、長屋の住人、賭場の親分、鳶職の頭など、脇役人も充実している。江戸深川の人情を描ききっている。

 二部構成になっていて、一部での出来事を、二部で子ども世代の目から描き、丁寧に謎解きをしていく手法が秀逸である。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.20
(3pt)

人情時代劇

二代に亘る豆腐屋を描いた話.つまらなくは無いのだけれど・・・

 登場人物がどこかで見たような人物ばかりでオリジナリティが感じられず,内容も予定調和とでも言うべきか,予想の範囲内に収束する.

 読むことに安心できる作品ではあるけど目新しさは皆無.時間が余っている人にお勧め.
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No.19
(4pt)

テンポが小気味よい小説です

江戸時代、京から江戸に渡たり、豆腐屋を営む事となった主人公とその家族を描いた小説です。
豆腐というあまり小説の題材にならないものがテーマですが、これがまたよく練られており、物語として読む者を惹きつけ続けます。
登場人物のキャラクターにも曖昧なところが無く、物語も読者の感情移入をスムーズに行わせる秀逸な物で、あっという間に読み切ってしまいました。
こういう小説ってありそうで年に何冊もないなぁ、と読後に思える、面白い小説です。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.18
(5pt)

家族というものを考えさせる1冊

物語の設定は江戸時代の庶民生活での出来事を描きながら、本質は現代に通じる家族の問題が書かれている。お互い深い愛情を持ちながらも夫婦の間、親子の間でのすれ違いを描いていて、また、ストーリーもテンポ良く、最後の最後には、読者をはらはらさせながら、唸らせる終わり方となっている。山本周五郎を思わせる雰囲気をもっていながら、周五郎より明るい読後感がある。久々に一気に読め、家族のあり方を考えさせられ大いに感動しました。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.17
(4pt)

ほろほろと

幼い頃、関西から関東に移り住んだ私にとってこの作品は、読みすすむにしたがって、辛い気持ちが募りました。深川という地元を愛する人たちの世界に、他の文化を背負って入っていく主人公の苦悩が他人事ではなかったです。この作品に出てくる人は、基本的に善人ばかり。そんな人ばかりが暮らしていても、ちょっとした行き違いで切ない思いを抱くようになってしまう。言葉少ないシャイな職人達の行動が、誤解や不幸を生み出していく。
 でも、でも、この作品は暗い貧乏物語なんかではありません。誤解や不幸を乗り越えて、不器用ながらに結びつきを大切にする家族の、小さな幸せ物語なのです。読後にその小さな幸せのありがたさが感じられる作品です。ほろほろと柔らかで、木目細やかな京豆腐のような味わい。一口目は、下地を付けずに賞味してみてください。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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