安吾探偵控

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安吾探偵控の評価:

4.00/5点 レビュー 1件。 B ランク

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平均点4.00pt

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全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(4pt)

坂口安吾がこんな事件に遭遇したかもしれないと思わせる

老人になった鉄管小僧が著者に語ったという形で進む構成で、
雪による密室状態の中にあった死体や香時計や蝋燭時計の時間トリック、
毒殺事件の毒摂取方法の謎という坂口安吾の目の前で起きている事件に、
過去に起こった国税庁の役人の事故死や紅家の主人の謎めいた過去など、
様々な要素が絡み、なかなか複雑で、謎解きを楽しめる作品である。

 何よりも、坂口安吾の事実や実在の人物らも絡めてある点や
出稼ぎで来る酒男達の作業の様子や京都の造り酒屋の実情など、
時代的な雰囲気や背景的な部分が良く出来ているように感じられ、
実際に坂口安吾が探偵役としてこんな事件に遭遇したかもしれない
と思わせられたし、興味深かった。
安吾探偵控 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 安吾探偵控 (創元クライム・クラブ)より
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