CM制作者・日下が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。

「今日もまた アレ・コレ・ソレで 日が暮れて」「何度目だ? 同じ映画が 新鮮だ」 認知症が心配になるほどのもの忘れ、墓じまいをめぐる親戚騒動、定年後の夫とのうんざりする暮らし。

広告代理店のクリエイティブ・ディレクター堂門修介は、プレミアムビール「バドバーグ」の宣伝にあたり、ウェブ中心の広告を仕掛ける。

フライフィッシャーである江戸川乱歩賞作家が詐欺の世界に毛鉤を打ち込む。

夏休みは終わる。あの時間だけは忘れない。

宮城県の伊豆沼で発見された男の変死体、それが始まりだった。

「この作品を盗作してください。

保健室の先生・マリアの失踪とサッカー部の親友・枡田洋介の死。

2兆円の発明も、一晩でゼロになる。 研究者の日々野は、成功すれば世界初となる、人工蜘蛛糸の量産化の研究に邁進していた。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。

毛鉤をピアス代わりにつける謎の美女を追いかけたサラリーマン二人組が、足を踏み入れたのは…。

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。