炎に包まれた矯正施設から、命がけの脱出を成功させた紫苑とネズミ。

地下から開かずの遮断扉を突破し、矯正施設へ潜り込んだ紫苑とネズミ。

矯正施設の地下深く、点在する洞穴に潜む人影。聖都市≪NO.6≫ができるずっと以前から、この地に暮らす人々がいたのだ。

あきらめてしまうのか？　NO.6の治安局員に連行された沙布を救い出すため、矯正施設の内部への潜入に成功した紫苑とネズミだったが、そこには想像を絶することが待ち受けていた。

友情より、愛情より大切なもの。考えてみた。

2013年の未来都市《NO.6》。

西ブロックに稀な、春の日のような穏やかな一日。NO.6崩壊後にNO.6に留まった紫苑。

絶望も希望も許されない　そんな世界に僕たちは生きる！！ 沙布が《NO.6》に囚われたーー 紫苑とネズミは救出に向かうのか！？ これだから、人間はやっかいだ。

必死でなければ生きられない これが「現実（リアル）」なのか！？ 2017年。

悪夢を見た夜に必ず近所で起きる通り魔事件。

ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる雨の山中で不思議な少年と幼女に出会う。