発行日：1988年05月31日

出版社：勁文社

ページ数：216P

【あらすじ】

宇賀圭介は、五年前埼玉県で起こった高利貸し一家惨殺事件の犯人として逮捕され、死刑の判決を受けた。一方、圭介の無実を信じる恋人の由起子と弟の鋭介は、事件が何者かの仕組んだ罠ではないかと睨み、圭介の冤罪を晴らすために奔走していた。だが、その結果は失望の連続だった。由起子らの努力もむなしく、刻一刻と近づいてくる死刑執行の日…。そんな状況のなか、圭介の収監されているK拘置所では、看守が謎の自殺を遂げ、同時に死刑執行室でも奇怪な事件が…。気鋭が新境地に挑んで書下ろす長篇ホラーサスペンス。