ウェルカムトゥパールハーバー
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20世紀は植民地をめぐる戦争とそれからの解放の世紀である。遅れた資本主義国であるドイツや日本などの「枢軸国」が植民地の分割をめぐり、先進資本主義の「連合国」に挑戦したのが第2次世界戦争であるという理解がなされている。 この本では、当時の世界情勢を背景に、イギリスとアメリカが日本との和平交渉をすすめる偽装をしつつ、実は、日本を 対米戦争に誘い込んだという立場から、欧米と日本の当事者の動きをサスペンス豊かに描いた傑作である。 | ||||
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「真珠湾は日本人がはめられただけ」という総論はなんとなく知っていたが、 ここまでの鬼気迫る展開があったことに驚愕。 下巻は日本人将校2名が米国に渡って、諜報戦を繰り広げる内容が主体。 日本人として反省すべき点は枚挙に暇がない。 (1) 英国は「西欧キリスト教文明の砦である大英帝国を救うために、日本人をスケープゴートに使う」という策略のもと、日本をじわじわと追いつめた。キリスト教を大義名分にすれば「なんでもあり」という欧米の根底意識は要注意。 (2) 米国が呆れるほど、日本側の窓口は「米国の"欺瞞的"歩み寄り」にまんまと騙された。騙すほうも悪いが、騙されるほうにも責任あり。日本は「戦後に平和ボケ」したのでなく、本質的に「性善説に満たされており、甘ちゃん」であることを認識すべし。 (3) 将校が「これは英米の策略」という超秘密情報を入手しても、在米日本大使館は「でもすでに決まった宣戦布告はいまさら覆らないのでは?」と心配するシーンが印象的。「村で決まった事項を変更するのは大変なこと」という日本村の悪しき文化。「儀式」としての意思決定が重要なのか?「正しい情報をもとに意思決定することが重要なのか?という当たり前のことを痛感させられる。 命をかけて「英米ソ中の策略の根拠」を掴んだ日本人の将校の人柄、葛藤、愛国心をロマンスと緊張感を効かせながら描く本書は日本人必読。 日本人こそ「Remember Pearl Harbor」を合言葉に、歴史を語り継ぐべき。 | ||||
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日本を戦争に引きずり込みたい英米中ソの思惑と情報戦略が、合議社会&村社会の日本を「計画通りに」追い詰めていく展開は緊張感が漲る。 「パールハーバーは日本がはめられただけ」という総論は知っていたが、ここまでの詳細披露とストーリ性に感動を禁じ得ない。 (1) Remember Pearl Harborとは米国人のためにある言葉でなく、日本人が自らの「わきの甘さ」を反省するための合言葉。「歴史を反省し、情報戦でも世界と互角にわたっていかないと次回は国家滅亡の危険性あり」と日本人が自らを鼓舞すべし。 (2) 宣戦布告書をタイプする在米日本大使館は「前日の送別会でたるんでいた。売国奴」という淡い認識でいたが、ここでは本人たちが「これは米国の卑怯な不意打ち。であれば、我々も不意打ちを成功させるために宣戦布告は遅らせてもOK。批難は受ける」とタイプを打つ手を遅らせた場面が印象的。 (3) 「日本人は宗教家に弱い。油断する」という理屈で、宗教家を日本との交渉開始に派遣する米国の強かさ。見事に踊らされる日本人のひとの好さ。 (4) 日本をうまく出し抜くだけなく、こういった事実やデータを開示する米国の懐の広さにも感心。残念ながら日本より役者が上手。 世界での戦い方を認識するためには「日本人必読」。 | ||||
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日米開戦によって欧州戦線へアメリカ兵を派兵させたいルーズベルト大統領,二面作戦からシベリア派兵を欧州戦線に集中させたいソ連のスターリン,ナチス・ドイツと三国軍事同盟を結んだ日本に対抗するユダヤ人の国際シンジケート.これら3者の利害は一致:真珠湾攻撃へといざなうインテリジェンスたち…. | ||||
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確かに面白い.なんとかして日米開戦でアメリカ人青年を欧州戦線に派兵させたいルーズベルト大統領.ナチス・ドイツとの三国軍事同盟を結んだ日本;ユダヤ人のシンジケートは日米開戦に向けての手を打つ.ソ連もまた日米開戦で背後の日本軍を引き揚げさせて,欧州戦線に集中させたい.これらインテリジェンスの闘いは,「真珠湾攻撃」へと導いてゆく…. | ||||
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