小麦で殺人
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メアリー・レイティスとマーサ・ヘンサートという2人のアメリカ女性がエマ・レイサンというペンネームで共同執筆したミステリー小説。ちなみに彼女たちは1961年の"Banking On Death"以来、少数ながらシリーズ作品を提供している。エマ・レイサンの犯罪小説はシリーズの探偵役が銀行マンであるという他に見られない特徴がある。これは、作者のレイティスが経済学者で、ヘンサートには企業財務や銀行業務にたずさわった経験があると聞けば納得のいくところだ。有能なビジネスマンであるサッチャーは、探偵としても冷静沈着で頼もしい。これもシリーズ全体の魅力の一つだろう。 本書の事件には1960年代に始まった米ソ通商条約(アメリカの余剰小麦がソ連に輸出される)が背景にある。この歴史事実によって引き起こされたとしてもおかしくはない大規模な犯罪が、本作の発端となる。スローン・ギャランティ・トラスト銀行は米ソ両国の小麦の取引によって動く98万5千ドルをニセ書類によって詐取されてしまう。スローン銀行の先任副社長サッチャーはさっそく調査に乗り出すが書類の受け渡しに一役買ったタクシー運転手が、何かをかぎつけたらしく、犯人に消されてしまう…。 ソ連から派遣されサッチャーに協力することになる捜査官ミハイル・マセリアンは、ソ連崩壊後は見られなくなったかもしれない理想的な共産主義者のタイプを示していて、面白い。ユーモアにあふれた筆致、小気味よいテンポ、曲者ぞろいの登場人物たち。どれをとっても一級品だ。 | ||||
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