瞑き流れ: アドリアン・イングリッシュ5
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アドリアン・イングリッシュのシリーズ、良いんだけどな 挿絵がな~ 門野葉一さんのがいいわ | ||||
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長かったー。 ようやく2人の心も結ばれました。 この巻を読むと、1巻からの無骨でシビアな 刑事であるジェイクの視線や行動全てに 特別な意味があった事がわかります。 美しい本屋の店主にひと目で恋に落ちて、 その恋に焦がれていた事が。 アドリアンに結婚を打ち明けたとき まさかアドリアンに去られるなんて 思ってなかったとか、 普段自信に満ちたジェイクが1人の哀れな 恋する男になって緊張したり、 情熱的なセリフを言ったりするのは 心底ときめきます。 2人の心の動きが事件の中の登場人物と 密接に絡まりあって進んでいくから この物語は面白いんですよね。 絡まり方が尋常じゃないもの笑 そう思うとあのハリウッド俳優も ジェイクの不誠実な過去も許せてしまう笑 そして幾度となくイライラさせれた女性軍も。 特にリサがカッコ良かったな。 草間先生の挿絵や表紙が素敵で しっかり脳内補完できました。 アドリアンの美しさと可愛いさ、 ジェイクの朴念仁っぽい感じとか、 マッチョで冷静な感じとか。 とにかく全方位的に愛せるCP。 とても楽しく幸せな気分です。 6巻は番外編っぽいですが、楽しみです。 最後なのが本当に寂しいです泣 | ||||
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否応なく人を押し流していくDark Tideは、ある時は戦争に向かっていく世の中の風潮だったり、ある時はGayを嫌悪する職場や社会のマインド・セットだったりする。本当は正しくないことだと分かってはいても人は恐怖に飲み込まれて否応なく”安全”を得るためならと、状況に抗うことなく流されていく。 これまでJakeもそんなDark Tideに吞まれていた一人だった。Adrianが船の上でポールに銃を突きつけられるまでは。 ネタバレ注意↓ JakeはAdrianを傷つけるつもりはなかったと、少なくとも故意に傷つけようとしたことは一度もないというけれど、自分の取ってきた行動をふり返って本当にそんなことが言えるのか?と思った。 Kate と結婚を決めて去って行ったJake。自分と会っていた期間にもポールとの肉体関係を持っていたJake(ポールからはずっと恋人同士だったと聞かされた)。あまりにも傷つけられて、彼を信じることが出来ないエイドリアン。3年前の、何の恐れもなくJakeを愛することが出来た時に戻りたいと、Jakeがこれ程に自分をめちゃめちゃに傷つける事が出来るのだと知る前に戻れたらいいのにと願わずにはいられないエイドリアンの心情を思うと切ない。 (この巻だけを見るとAdrianの方がJakeの事を好きすぎて可哀そうだけれど、Hodiday Codasの短編を読んだりすると実はそうではなかったのだという事がわかる) そんなわけでとてもモヤモヤした気持ちを抱えて、Jakeには一度ガツンと衝撃的にわからせる何かが起こることを望みながら、読んだけれど、この時のJakeは実は既にエイドリアンが自分にとってどれほど大事な存在だったのかをいやという程思い知った後だったことが後からわかる。 人生をかけていた仕事や家族の期待、結婚して子供を持ち「正しい」と思える安寧を恐怖から手放せない状況は、個人の”愛している”感情だけでは抗いがたく、人生の大半をDarkTideに呑まれていたJakeがどれほどの勇気をもってそれに抗ったのかを知ったAdrianは初めてJakeを信じることが出来るようになる。 ほんの3年でもあの孤独で辛かった日々。Jakeの43年間。彼の半生。そしてNick Argyleの70年以上の一生がDark Tideの犠牲となった苦しいものだった。 "It could have been us. It nearly was."というAdrianの慟哭は、DarkTideが誰の事をも押し流していく恐怖を感じさせるが、"Maybe one person could make a difference. Maybe love could make a difference. It had made a difference to me." と思えたところに救いがあると思った。 これは同性愛者という問題だけではなくて、恐らくDark Tideが生まれるたびに人は自分の中の何かを試されるのだと思う。 Audible版のジェイクの声が、とてもセクシーで好き(ナレーターは一人なのに、AdrianとJakeの声が全く違っていて、なんでこんな声が出せるのだろうと毎回不思議で、感動する)。 | ||||
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一巻から五巻まで何度も読み直します 何回読んでも面白く登場人物の心の機微に涙したり共感したり アドリアンに心を残しながら女や偽の関係を続けるジェイクに怒りを覚えながらこの最終巻にたどりついて ジェイクも辛かったのだというアメリカの表社会でゲイだとカミングアウトすることの重さがこの巻で伝わります 二人が幸せになるように架空の人物なのに心から祈らずにいられません | ||||
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アドリアン・イングリッシュ5巻! 本編はこれで完結。 次に短編の番外編があるから、それも続けて読む予定だけど、この5巻までの流れが本当に良かった。 全編通じて、アドリアンの心の揺れ動きにすごく共感出来た。 M/Mのミステリだけど、2人の行く末がどうなるのか気になりすぎて、そっちばっかり集中しちゃいがちなんだけど、ミステリ部分も気になって…もう、心がぐちゃぐちゃになった 笑 仕事が手につかない〜(>д<) 訳者の冬斗亜希さんのあとがきで、アドリアンだけじゃなくて、ジェイクの物語でもあったんだって書かれてたのが、本当に頷けて。 全部読めて良かったと久々に思った作品だよ*'v')ノ゙ 何回も読み直したくなりそう。 この5巻の感想としては、同じ女子としてケイトがちょっと可哀想だなぁと思ったけど、あのジェイクが結婚相手に選んだだけあって素敵な人に違いないから今後幸せになるに違いないって思う。 そして、2人には今後もちょこちょこ言い合いはしながらも幸せで居続けて欲しいなぁって思った。 短編も続けて読む! | ||||
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