優しき殺人者
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デイヴィスは2014年に亡くなった犯罪小説作家でした。長編は20篇ほど書いていますが、翻訳されているのは本書と『暗い道の終り Where the Dark Streets Go』くらいです。 デイヴィスにとって第3作目となるこの"A Gentle Murderer "は1951年に公刊され、ミステリ作家のクイーンを初めとする多数の批評家にその年度の第一級作品と称されたそうです。江戸川乱歩は本書の解説で、「奇妙な味」「センチメンタルな恋愛と残虐な殺人事件との異様な対照」と表現していますが、まさにそうとしかいえない作品です。 いわゆる倒叙法の犯罪小説。一人の小柄な男が神父に女を殴り殺したと懺悔をする場面から始まります。告白は少年時代の思い出も入ってきて混乱していますが、聴いている神父にいくつかの手がかりを残して、その男は消え去ります。殺された娼婦が発見され捜査を担当する警部と、告白を聴いてしまった神父とが、お互いに知らないで同じ男の足どりを追い、身元や過去を探り出していく過程が面白いです。いっぽう、「優しい殺人者」の恋物語は、ちょっと読むのが気恥ずかしい。出会う複数女性に崇拝され養われる浮浪者で詩人という設定のためでしょうか。ただ、この本に名前がでてくるフランシス・トンプソンという詩人に興味をもちました。 | ||||
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