ブラックアウト
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「最後の人質」で活躍したFBI捜査官、キャット・ブロンスキーの第2段。会議での講演のため香港にきていたキャットは取材にきていたロバートから、一月ほどまえのメキシコ湾での原因不明の旅客機墜落事故について相談を受けますが、そのロバートが殺し屋に付け狙われます。一計を案じて香港警察に依頼し無事飛行機に乗り込むものの、別の任務を言い渡されキャットだけが飛行機からおろされます。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本書の表紙から察しがつくように航空サスペンス。 新聞記者 Robert は FBI agent である Kat に彼女の香港での講演時に出会い、 その後共に同便で米国に飛び立つ予定に。しかしRobert のみが搭乗することに なります。彼の乗った飛行機はテロ攻撃に会い操縦士は死亡し、副操縦士も盲目 になり、悪戦苦闘の末 Viet Nam に墜落。奇跡的に生き残った6名の救助に行動 を起こすKat、彼女の前に立ちはだかるテロ集団との数々の戦いが展開します。 前半こそ楽しめましたが後半は今一つと言った印象。航空機と操縦に関しての 箇所は専門的な内容で興味を持って読めましたが、全体の筋書きとしては先が 予測可能で少し興がそがれます。 現実味のないフィクションとして割り切って楽しく分にはいいのではないかと思われ ます。 | ||||
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読み終えたぁ。 面白かった。相変わらず、JJナンスの航空ものは、なかなかのもの。 本編も、特に上はすばらしい。スリリングでミステリアス。 ただ、微妙に女性FBI捜査官のキャットと新聞記者ロバートとのロマンスが絡むところが、うーん、ちょっとなぁ。これはいかん。 この人は、微妙に人間を書き切れないのか。いや、そうじゃないな。やっぱ、ロマンスが余計なんだと思う。 大きなアクシデントには、もちろん機械やシステムだけではなく、人間的要因が大きな意味を持つ。だからこれまでのナンスの作品では、そういう人間模様は必然として、うまく書き込まれてきた。でも、このロマンスは。。。余計だと思うな。だからロマンスの部分が少ない上巻は、掛け値なしに☆5つなんだがなぁ。全体としては、4つだわ。 なお、参照: [...] | ||||
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今までの作品と比べてかなり怖いストーリー展開で迫力がある。他の作品は面白いけれど途中で何故か読むのをやめてしまう瞬間があったが、この作品はそれが無い。もっと評判になったも良いとおもうのだが・・・。それと、ジャケットはもう少し良いデザインにしてあげて欲しい。原作はもっとデザインが良い。はっきり言って、あんな表紙のデザインではこの作者の良さを知っている人以外は買わないだろう。もう少し原作を大事にして欲しい。 | ||||
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ジョン・J・ナンスは航空物のサスペンスを得意とする人で、前作「最後の人質」は大変ユニークな着想でハイジャックを取り上げたものだった。この新作「ブラックアウト」は、近頃はやりの言い方をまねれば、ジェット・コースター風の展開でエンターテイメントにこれ努めている。 FBI捜査官キャット・ブロンスキーは国際会議に出席するために香港にきていたが、ワシントン・ポストの記者ロバート・マッケイブから航空機テロに関する重要な情報があると相談を持ちかけられる。アメリカに帰ってから詳しい情報を交換することを約して、マッケイブだけが機上の人となる。ところが、マッケイブが乗ったジャンボ機は香港を離陸した直後に、突然強力な閃光に包まれ、機長は死亡、副操縦士ダン・ウェイドも失明してしまう。視力を失いながらも懸命に飛行機を操るダン・ウェイドだったが、飛行機はベトナムのジャングルに不時着する。その情報を知ったブロンスキーもさっそくベトナムへと飛ぶのだが、そのころ謎の一団も不時着現場へと急いでいた・・・。 粗筋はこんな感じで、前半は失明した副操縦士が乗客の協力を得ていかに無事に乗り切るかがクライマックスになっている。そして後半はブロンスキー、マッケイブと謎の集団の追いつ追われつの物語となっている。謎の集団は政府内部に隠然たる力をもっており、キャットは身内のFBIさえも信頼できずに、孤立無援の中で事件の真相にせまることになる。初期のナンス作品は旅客機で空母に着陸するなどのアクロバット的な飛行がアイデアとしてあって、そこまでいかに物語をつないでいくかが焦点であったけれど、生意気な言い方を許してもらうなら、ここらのストーリー展開もずいぶん達者になったものだと感心する。それだけに、最後に明かされる事件の背景に説得力が欠ける点は少し残念だが、ささいな欠点であろう。 いずれにせよ、なぜか日本ではあまり評判にならないが、本当はもっと評価されていい作者だと思う。有名になるとすぐにハードカバーになってしまうので、あまり大きな声では言わないけれど。 | ||||
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