キルケーの毒草
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カッパ・ワン受賞作『首切り坂』の続編。 明治奇譚風味だった前作から一転、実話怪談風の導入部から始まって、中近世西洋オカルト趣味な華族一家で起こる惨劇を描いた大正デカダンスな本格ミステリであります。 長い! とにかく長い! 小さい文字で二段組だし、前作比ボリューム倍増どころか、実質的には3~4倍増はあるのでは? 舞台設定は雰囲気たっぷりで上々だったものの、関係者各人の思惑が複雑にからみあった真相は、偶然があまりにも多すぎるし、殺人狂がいっぱいだしで、ひと通りの説明はついているとはいえ釈然としない……。 前作から続投の探偵コンビは比較的序盤からの登場にもかかわらず、もの凄い勢いで積み上げられていく死人の山を前になす術もなく、金田一耕助も形無しな防御率の低さ……。推理で事件を解明したというより、推理とは無関係に犯人が特定されてから、後付けで出来事を解説しているだけといった方が正しいような。結末も事件を解決したとはとてもいえず、唐突に出現した感じの殺人犯の存在も含め、すっきりしない終わり方でした。途中まで雰囲気はとてもよかったんですがねえ……。凝りすぎておかしくなったというパターンといえばよろしいでしょうか。 | ||||
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無くしては購入して、を繰り返し三度目の購入。 それほど気に入っている本です | ||||
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本を読む、音楽を聴く、つまり芸術に触れ、感想を持つということは完全にパーソナルな 部分での解釈を持つということです。美というのは哲学ですので。 なので批評を行うつもりはありません。似非知識人の愚行は行いたくないので。 さて、本題です。 非常に面白かった。 以上です。 | ||||
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ドッソ・ドッシの描いたキルケーの絵が可愛らしくて好きなので、タイトルを見て手にしてみたが、期待ハズレでした。男爵家の面々は【Yの悲劇】のハッター家風だし(お誂え向きにハウスドクターまでいる)、京極夏彦氏の作品との微妙な類似点、藤木稟氏の【黄泉津比良坂 暗夜行路】との確信犯的相似点が少々不愉快。同じ新人レヴェルのクリエイターの方がミステリのジャンルで、個性的独創的作品を生み出しているのに、二番煎じのパッチワークが出回るとは世も末。オープニングの不安定感と、エンディングの洗練された幕引き(上質なホラー映画みたいな)が光っていただけに、惜しい。自作に期待します。 | ||||
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現代作家が大正時代を舞台にしているので、昔の本を読むのと違って、大変読みやすい。推理小説はある程度不便な時代の方が面白い(携帯や移動などの便利手段がないから)かもって思ってしまった。 現実離れした、貴族がかった気障な人達が登場するが、大正時代という設定なので違和感無く読める。 ちょっと呆けたナビゲート役の主人公と謎を解き明かす冴えた友人というよくあるパターンだが、推理自体は予測できず、最後まで夢中で楽しめる。 睡眠不足指数:90(寝るのを忘れて読んでしまう指数で100がtopで最高に面白い本) | ||||
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