不倫夫人殺人事件

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No.1
(3pt)

脅迫と暴力

鷹見緋沙子は実在する作家ではなく、天藤真、大谷羊太郎、草野唯雄の3人が共同で
つくったハウスネーム。中島河太郎の発案によるという。
 1975年に天藤が『わが師はサタン』、大谷が『死体は二度消えた』、草野が『最優秀
犯罪賞』を執筆して「デビュー」。 その後も6、7冊の作品を発表している。ただ、
天藤と草野は最初だけしか参加しなかったようで、ほとんどは大谷の手になるものだ(
天藤短篇が1本あるが)。
 そういうわけで、本書は草野唯雄による作品ということになる。
 店頭の菓子に毒を入れるといって食品会社を脅した、有名な事件を題材としている。そこに悪党たちがからみ、不倫、麻薬、脅迫、殺しあいと発展していく。犯罪小説ならではの面白さがあり、もつれた糸が最後にぴたっと収まるプロットも見事。

不倫夫人殺人事件 (トクマ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 不倫夫人殺人事件 (トクマ・ノベルズ)より
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