阿片戦争

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評判

阿片戦争の評価:

4.00/5点 レビュー 18件。 B ランク

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平均点4.00pt

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(3pt)

始まりとは得てしてこういうものか

多くの人や動きを見せたいということなのか,方々へと散る話運びは前巻と変わらず,
お世辞にも読みやすくはありませんが,中心となる部分は見えつつあるように感じます.

また,本巻では緊張状態の続く両国が,ついに開戦へと舵を切っていくわけですが,
それこそ『火ぶたが切って落とされる』といった,劇的な場面が描かれるのではなく,
酔っ払いのケンカ,下っ端の小遣い稼ぎなど,いくつもの火種が徐々にくすぶりを上げ,
気がつけば始まっていたという状況に,現実とは得てしてこういうものかと思わされます.

さらに,この戦いを見る清の二人の男が,終わらせるためのもの,始まるためのものと,
それぞれ違う見方をしているのも面白く,さらには英国には勝てないことを最初から予見,
未来を担うはずの若者たちを,『負け戦』に向かわせることに胸を痛める様子が印象的です.

とはいえ,確かに戦況は気になるものの,単純なドンパチだけの展開になるとも思えず,
先を匂わせる描写もありましたが,ここから複雑な思惑がどう綴られるのかが楽しみです.
新装版 阿片戦争 (二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 阿片戦争 (二) (講談社文庫)より
B015XPMZWM
No.2
(3pt)

始まりとは得てしてこういうものか

多くの人や動きを見せたいということなのか,方々へと散る話運びは前巻と変わらず,
お世辞にも読みやすくはありませんが,中心となる部分は見えつつあるように感じます.

また,本巻では緊張状態の続く両国が,ついに開戦へと舵を切っていくわけですが,
それこそ『火ぶたが切って落とされる』といった,劇的な場面が描かれるのではなく,
酔っ払いのケンカ,下っ端の小遣い稼ぎなど,いくつもの火種が徐々にくすぶりを上げ,
気がつけば始まっていたという状況に,現実とは得てしてこういうものかと思わされます.

さらに,この戦いを見る清の二人の男が,終わらせるためのもの,始まるためのものと,
それぞれ違う見方をしているのも面白く,さらには英国には勝てないことを最初から予見,
未来を担うはずの若者たちを,『負け戦』に向かわせることに胸を痛める様子が印象的です.

とはいえ,確かに戦況は気になるものの,単純なドンパチだけの展開になるとも思えず,
先を匂わせる描写もありましたが,ここから複雑な思惑がどう綴られるのかが楽しみです.
新装版 阿片戦争 (二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 阿片戦争 (二) (講談社文庫)より
4062932008
No.1
(3pt)

『開戦前夜』の探り合い

全四巻構成の第一巻は,第一部と二部の途中までを収めた600ページを超えるボリュームで,
国同士,人同士の小競り合いや探り合いが中心の展開は,まさに『開戦前夜』というところ.

ただ,脚色はされていると思いますが,史実ゆえにわかりやすい見せ場はほとんどなく,
『物語』であれば描かれたであろう,あの人やあの場面がバッサリ端折られたかと思えば,
補足の解説であったり,現在の視点から語りなど,ドキュメンタリ調の雰囲気もチラホラと.

また,人物の把握(もちろん大半は漢字)に戸惑い,自分が歴史に疎いこともあるため,
目の前で起きていることはわかるものの,人や歴史の裏側を覗き見るような楽しみや驚き,
海や大陸を行き交ったであろう多くの思惑や動きを理解しきれなかったことは否めません….

とはいえ,何度か『阿片戦争』という言葉を持ち出し,その機運が次第に高まって行く中,
苛立ちを募らせる大英帝国と,上から目線ながらも内のゴタゴタに足下がグラつき気味の清.
ここで動く人,今は待つ人など,物語的な展開にも期待をし,歴史を追い掛けていきたいです.
新装版 阿片戦争 (一) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 阿片戦争 (一) (講談社文庫)より
B015XPMZWC