水木しげ子さんと結ばれました
評判
水木しげ子さんと結ばれましたの評価:
2.71/5点 レビュー 14件。 D ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1〜5 1/1ページ
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水木しげ子さんと結ばれましたの評価:
2.71/5点 レビュー 14件。 D ランク
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ただでさえ奇怪なキャラクターの行動原理かがより強調されるような錯覚に陥る。
冒頭部分における、赤い糸で結ばれた相手が残念かつおどろおどろしい美少女・水木しげ子だったという
事実のみならず、いずれは彼女を殺すか、或いは彼女に殺されるかどちらかに辿り着くという、
主人公にとって更に残酷な事実を突き付けるくだりそして、連作短編の四つのエピソードが相互に作用しているさまに、
ストーリー作りのうまさを感じる。
また、一見するとあまり重要とは思われない、思わず見落としてしまうような伏線で彼女が
人ならざるものであることが示唆されていたり、「あの学校は、普通ではありません。風が吹かない場所には集まるのです、
濁ったものが。どうか、お気をつけください」という言葉に、学校自体に何かしらの秘密が存在していることを暗喩させているところに、
伏線の上手さを感じざるを得ない。(ストーリーをスポイルしているわけでは無いのでご安心を)
また、比喩表現のバリエーションに舌を巻くのと同時に、自分自身が危機に陥っているにもかかわらずしょうもないこと
(言うなれば、上司や学校の先生に怒られている時に、「もしここがテロリストに占拠されたら」みたいな全く無関係
かつアホなことみたいな)を考えるといった細かい心理描写を決して面倒くさがらずに描き切っている上、
残りページの厚さが薄くなってもオチが見えて来ないことに、作者のポテンシャルの高さを感じ取ることができた。
ただ、主人公の弟を守るため、警視庁本庁の刑事である自身の立場を最大限利用して水木しげ子を含む
生徒たちを調べ上げるほどの姉がどうしてあのような『行動と選択』(具体的な内容については本文にて)をしたのか、
そして、3Gないし4Gの携帯電話で『そんなこと』ができるのか(これも本文参照。PDCならソニー・エリクソンの
preminiなら可能かもしれないが、PDCは既にサービスが終了している)といった、いくつかの引っ掛かりがあったのが残念。
最後に、主人公の背中に残った『七つの大罪』を連想させる死神の鎌あるいは数字の7にも似た痣について、
そしてしげ子さんが苦手とする虹子ちゃんがこれからどのように関わって来るのかは、次巻以降に明らかになるのでしょう。