風の鍵
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鳥井さんの初期の作品(天女の末裔はもちろん)は結構読みました。一番好きだったのは、「悪女天使」。 先日久々に「風の鍵」を読みました。さすが、一気に読ませる力があります。他の方のレビューにあるように、各章にジャズのスタンダードナンバーの題名がつけられています。素敵な工夫ですね。ご自身がジャズピアノを趣味としてなさってるとのこと。そのあたりから、リアリティのある内容になったのでしょう。しっかりした構成で地に足の着いた作品だと思いました。 鳥井さんという作家は、一つの作風で進むタイプではないようです。それどころか、なんとゲームブックまで作っています。実は私はこのゲームブックのファンでした。「悪夢」シリーズ3部作というのがありました。もう廃盤になっていますが。 彼女のブログを時々覗くのですが、『大地震』以来、原発事故に対して、どう考えどう動いたか、周りの人たちはどう反応したかなど書き続けていらっしゃいます。さすがに鋭い洞察力と的確な筆致で、読み易く分かり易い内容です。 http://blog.livedoor.jp/jazzylife1/archives/cat_31155.html | ||||
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独特のどんでん返しをともなう「天女の末裔」が作者の最高作であると思うのは変わらないのだが、鳥井架南子さんの作品ではひさびさに読み応えのあるものになっている。 文章からジャズのライブ演奏の空気が伝わってくる。音楽のスピリットが究極にまで高まると奇跡のような演奏がありうることから、やはり音楽の神様はいるのだろう。こういう崇高な世界を描いている一方、主人公に心身の深手を負わせた傷害事件の生臭さを描いて対比させるなど、うまいではないか。また、ジャズのソロ・パートに擬えてメンバーそれぞれの心情を記した、作品構成上の工夫も見られる。この作品ではジャズピアノを扱っているが、クラシックピアノの世界を描いた、宇神幸男氏の「神宿る手」と同じく、携帯オーディオなしで音楽を楽しめる小説として仕上がっている。 | ||||
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