死刑、廃止せず
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タイトルだけを見て、死刑存続を納得させる物語が展開されるものと期待して読んだが、とんでもない間違いだった。死刑廃止論側の人間が、次々とあきれた行動を始める。かと思うと、死刑存続派を支えると思った犯罪被害者遺族が、事件と無関係な人間に復讐の矛先を向ける。何とこれが物語の主軸なのだ。死刑制度の是非を論じるのに参考となるストーリー展開など、どこにもない。やたらと人を殺したがるこんな人間ばかりの世界なら、死刑があっても誰も気にしないだろう。とにかく、死刑制度をまじめに考えようとする人は、読まない方がいい。考えながら読むと不愉快になってしまうから。だからと言って、理屈を抜きにすれば楽しめるのかというと、そうでもない。いっそスラップスティック・コメディに徹すれば良かったのに。ところでこれを読んでいて思ったのだが、加害者の人権ばかりを重視する死刑廃止論は被害者の遺族の心情を考えるとありえないと主張する人たちの多くは、死刑制度廃止論者は加害者を赦せと言っていると思っているのだろうか。それで綺麗事とか、遺族の気持ちがわからない頭だけの人道主義という印象を持つのだろうか。死刑制度の議論は、罰として殺人をしていいかどうかを論じているのであって、罪を赦すかどうかの議論をしているのではないと思うのだが。 | ||||
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