ネシャン・サーガ2 第七代裁き司の謎
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| 予定通りに届きました。商品もきれいで良かったです。 | ||||
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| ディン=ミキトの助けで<禁断の地>を抜け出したヨナタンとヨミだったが、その行く手はゼトアの息のかかった海賊達に遮られる。 二人を執拗に追うゼトアの手に落ちようとするところを、海賊家業からの足抜けを願っていた青年、ギンバールの機転によって救われ、三人となった旅の仲間は一路首都ゼダノールへと向かう。 治安の良いゼダノールに付いて一安心かと思いきや、権力欲に取り付かれた皇帝ツィルギスがハシェベトの杖を自分の権威を高めるために利用しようと、自らの城にヨナタンを軟禁してしまう。 ここでも新しい仲間、皇帝の次男であるフェリンの助力によって辛くも抜け出すことになるのだが、4人となった一行は<禁断の地>から追い続けてきたゼトアの部隊のに加え、ツィルギス帝の手の者からも身を隠さなくてはならなくなった。 目的地の<英知の庭>にたどり着くためには、誰もが思いもよらない道をとるしかない。 熟練した隊商と共に<マーラ砂漠>を縦断することとなった一行は、そこで驚くべき光景を目の当たりにするのだった・・・ 読み終えて驚いたのはこの巻で完結していないこと。 あらかじめ3部作とは知っていたが、間違って2巻を飛ばして読んでしまったかと思った。 とにかく、当初からの「ハシェベトを第六代裁き司に渡す」というヨナタンの目的は本巻で達成され、ヨナタン=ジョナサンという二重構造の章立ても、人格の統一によって本巻で終わりとなり、一応の大団円を迎えた感がある。 神に呪われ、住む者のない<禁断の地>が主な舞台であった第1巻に比べ、旅の仲間が増えたり大都市や宮殿が舞台となる本巻は賑やかな印象。 自らの即位記念式典にハシェベトを利用したいがために、ヨナタンに無理難題をふっかけるツィルギス帝のバカ殿ぶりが良い味を出している。 早くフェリン殿下に継いで欲しいところだが、年の離れた兄が居るとのことなのでもう一波乱あるというところか。 | ||||
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| 新しい敵と新しい仲間が増え、ヨナタンとジョナサンの2つの世界が段々近づいてきます。旅も魅力的でわくわくしますが、第七代裁き司が明らかになり、ジョナサンが祖父の元を去るところは胸がきゅんとなります。自分も風になり、波になり、鳥になり、一緒に旅をしている気分になりました。 | ||||
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| さて、1巻で禁断の地を脱出したヨナタン。1巻では表紙裏の地図の左上をチョコっとした進みませんでしたが、2巻では一気に突っ切っていきます。ただ単に旅が進むだけではなく、ヨナタンたちに新しい仲間が何人か加わります。さらに、ハシェベトを狙う者まで増えてしまいます・・・ハラハラドキドキの展開です。 一方、ジョナサンの方は、自分の見ている夢(ヨナタンの世界ですね)と現実との接点をいくつか発見していきます。ジョナサンを取り囲む人たちも少し変わります。そして、最後にジョナサンは‘ある決断’をします。 2巻で一応「ネシャン・サーガ」のお話は一区切りつきますが、本当の戦いはこれからです。ぜひ、3巻も合わせて読んでみましょう! | ||||
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| 酷評かもしれませんが、私には「はぁ?」って感じでした。 途中まではわりと良かったです。冒険ファンタジー特有の興奮があって、早くページをめくりたい衝動に駆られたりしました。それにこの世界観はかなりすごいと思います。 が、問題は終盤です。どんどん読み進めていって、いよいよクライマックス、というところにやたらに大きな穴がすっぽり空いてます。それも読者をあっ、と言わせるような巧みな落とし穴ではなくて、そこだけ明らかに抜け落ちているようでした。物語を良い方向に、感動的な方向に無理矢理持っていった結果なのでしょうか。 「はい、おしまい。ハッピーエンドで良かったでしょ?続きも読んでねー。」って言う声まで聞こえてきそうです。お粗末。 おそらくラストが不満だったのは私だけじゃないと思います。設定は凄く素敵で好きだったんですが... | ||||
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