風の月光館 新・秘聞 七幻想探偵譚
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
風の月光館 新・秘聞 七幻想探偵譚の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
風の月光館 新・秘聞 七幻想探偵譚の総合評価:
9.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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時代は明治44年10月~45年6月上旬まで。どれも不思議で奇妙な味のある物語。時代は明治、ガチガチの
ハードSFや大規模などんでん返しは似合わず、この位のゆるさ加減がちょうど良い。しかも時代背景など
は何も説明せずストレートに明治の舞台を描写している。それでも十分場景は伝わるし確かに光や風は肌
にまとい懐かしい匂いがする。
浪を始めとする天狗倶楽部の面々、龍岳や時子及びその兄黒岩四郎たち、彼らの人間関係が何だか大家
族のように感じられる。核家族が進んだ現代からみるとなんとも羨ましい。
①骨:浅草の演芸館で見てきた見世物「猿人アダム」は本物の猿人だという。タイムマシンを発明した
親戚が遠い過去から連れて来たのだそうだ。ところが、観客がピストルで殺してしまった。学者
に依頼しこの猿人を解剖するがとんでもないことが分かった・・・
②恩:友人の母親が肺病になった。山伏が言うには猫の肉を食わせるといいとの事。時を同じくして時
子のもとに可愛い子猫が迷い込んでくる。しかも猫鍋料理を時子が作ることになった。さてどう
する・・・。
③福:春浪は博文館を退社。お伽倶楽部会員の娘が突然行方不明に。家族や環境には何の問題はないと
いう。おまけに切手なしの手紙が届く。幸せに暮らしているから探さないでと。娘は琵琶が好き
だそう。ある夜、メンバー4人が全く同じ夢を見たという。その夢の内容とは。
④奇:浅草を中心に仕事している掏摸(スリ)が、財布を取ろうとした瞬間、指が折られたり切断され
るという事件が多発した。
などなど面白い作品が続く。
長編「惜別の祝宴」は読みごたえがあった。明治時代への惜別とともに、乱舞する宴はこれから始まるで
あろう新時代への期待と希望であったと思う。「奇」に関係ある事件もちょっと顔を出すところがサービ
ス.。