ジャージの二人



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    初公開日(参考)2003年12月
    分類

    長編小説

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    ジャージの二人 (集英社文庫)

    2007年01月19日 ジャージの二人 (集英社文庫)

    芥川賞作家のアンチ・スロー小説。 失業中で小説家志望の息子。妻はよその男と恋愛中。三度目の結婚生活も危うそうな、写真家の父親。そんな二人が軽井沢の山荘で過ごす、とりとめのない夏の終わりの思い…。(解説/柴崎友香)(「BOOK」データベースより)




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    No.24:
    (2pt)

    平成を代表する脱力文学

    読売の「現代文芸名著60」に入っていたので読んでみた。2007年の文庫を今頃レビューするのもなんなのだが、低位のレビューが少ないので書いてみた。短い作品にもかかわらず何事も起こらないので、読み始めるとすぐに眠くなり、読み終えるのに苦労した。季節は夏から秋に変わる頃、場所は軽井沢近辺の避暑地。堀辰雄の小説「風立ちぬ」や「美しき村」の舞台だ。季節も似たような感じだが、昔からの避暑地の聖地とも言ってよいところを舞台に、美しい季節の移り替わるみずみずしさや恋の予感とは無縁に、脱力系コミックを文章にしたような、まったり世界が展開するのにがっかり。失敗した結婚の残滓が、何となく漂う。「成人した子と、離婚し三度結婚したその父が、都会のどん臭さをそのまま避暑地に持ち込んで、夏の終わりの数日を冴えない別荘で何となく不格好に過ごすだけの、おかしみを描いた日記のような、エッセイのような小説」と言ったら酷すぎるだろうか?面白かったのは、携帯(ガラケー)のアンテナが三つ立つスポットの話だが、あと10年もすれば何のことを言っているのやら訳が分からなくなってしまうだろう。高位のレビューを読んでみて、なるほど、評価する人はそのように評価するのかと感心した。平成の脱力文学の代表作として、客観的評価は星4つかもしれないが、私自身の趣味から評価すれば、星二つ。
    ジャージの二人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジャージの二人 (集英社文庫)より
    4087461181
    No.23:
    (3pt)

    日常の中にあるそれぞれの想い(生き方!)

    NHKのラジオに著者、長嶋有氏が出演し、その話や音楽性に面白さを感じ
    「猛スピードで母は」以来、久しぶりに著者の作品を読んでみた。

    奇をてらったドラマ設定が多い最近の小説の中、普通な日常生活の中にある
    それぞれの想い、家庭や親子、夫婦が描かれており、スラリと読める小説でした。
    ラストのメールがいいですね!一光が射すような?
    壊れかけた夫婦に流れる、それぞれの想い。
    やたら重くなくていいですよ。
    ジャージの二人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジャージの二人 (集英社文庫)より
    4087461181
    No.22:
    (3pt)

    電波を求めて、高原のレタス畑の畔に腕を高く掲げる少女

    表題作「ジャージの二人」と続編「ジャージの三人」を収める。
     初め長過ぎると思ったが別れかけの妻のテーマが出てきて、筆者自身も何を書かねばならぬのかが分かったのであろう。
    父親や義妹や別荘地の人びとがいい味をだしているが、妻の下りがないと、単なるエッセイ小説になってしまう。そういう意味では続編の方がよく書けている。
    と考えてくるとこの題名はどうなんだ、ということにもなる。
    もっとも主題を明示しているのは、電波を求めて、高原のレタス畑の畔に腕を高く掲げる少女の姿ではないのか?
    ジャージの二人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジャージの二人 (集英社文庫)より
    4087461181
    No.21:
    (2pt)

    笑いのツボの違いだと思う

    ごめんなさい、まったく面白くなかったです。
    ゆるーい、まったりとしたそういった空気感の出し方が肌に合わない。
    おそらくこの作家と自分の笑いのツボは劇的に合わないのだろう。
    多分居酒屋で話していてもかなり退屈な対話になる可能性大。
    作家であってもそういうことはある。
    ジャージの二人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジャージの二人 (集英社文庫)より
    4087461181
    No.20:
    (4pt)

    ”ちゃんとしていない二人”のまったりとした夏

    北軽井沢の山荘へ避暑に出かけた「僕」と父。「僕」の妻には大好きな人ができてしまったし、父の三度目の結婚はうまくいっていない。古くてかび臭い別荘で過ごす”ちゃんとしていない二人”のまったりとした夏。

    父の最初の妻の子が「僕」。高校生の頃に別れてしまった父と「僕」の会話は、親子というより気の置けない友達同志のようだ。理想的な親子関係に見えるけれど、そのように接するしかない微妙な距離感が、二人にはある。それぞれを気遣っていながらも、肝心なところで踏み込んでいけない。30代の息子と50代の父の、ゆるさの中にあるちょっとした意地の張り合いだ。

    「僕」の抱えている問題は、苦悩をはるかに超えて悲惨というべきものである。妻が、浮気相手の子供を産みたいと切望しながら、相手にフラれてしまったのだ。世紀の大恋愛を告白された「僕」は、妻の行動を横目で見ながら、ジトジトするしかない。山荘のかびた布団のようだ。

    小説家を目指して会社を辞めた「僕」。執筆活動にあてるはずの、初めて出かけた父との旅行は、流されるまま無為に過ぎていく。そもそも「僕」には、自分を見つめ直すとか、何かを解決しようとか、何かを成し遂げようとかいった強い意志があるわけではない。五右衛門風呂に入ったり、犬の散歩をしたり、ご近所さんと交流する毎日だけだ。ネガティブさを、まったり感に転換する そんな心地良さが長嶋さんの作品にはある。ぐだぐだゆるゆるな二人を象徴するのが、小学校から貰い受けたジャージだ。校章を胸につけたサイズLLのダサぽんジャージが、二人のまったりユニホームなのである。
    ジャージの二人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジャージの二人 (集英社文庫)より
    4087461181



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