霜夜のなごり: 蕎麦売り平次郎人情帖
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 | 2011年08月15日 霜夜のなごり―蕎麦売り平次郎人情帖 (ハルキ文庫 ち 1-11 時代小説文庫 蕎麦売り平次郎人情帖) 菊薗平次郎と同じ長屋に住まう長谷川は胃の腑の痼りから病の床に臥せっていた。彼には九年前に捨てた女房のなおがいたが、彼女は現在、荒物屋を商う若狭屋の主と娘おトクとの平穏な暮らしを築いていた。刻々と酷くなる病の中、幸せそうななおの暮らしぶりを他所ながら覗き見することを生きる支えとしていた長谷川。そんなある日、若狭屋の存続を脅かす大きな事件が起こる――。病を押してでも、なおとその家族を守ろうとする長谷川の姿に、見るに忍びなくなった平次郎は、力を貸すことに・・・・・・(「霜夜のなごり」より。)大好評シリーズ、待望の第三弾! !(「BOOK」データベースより) |
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| 物語は三つに分かれている、隠居して蕎麦売りをしている平次郎。祝言を上げる寸前に殺された萌、その相手だった南の定町廻り同心北原佐之助。菊薗家を継いだ次女妙の婿、同心の清四郎。平次郎は元手下だった鶴七と蔦吉そして丑等の協力で難事件を解決していく。何時も平次郎は寸鉄を帯びず無腰。チョット値は張るが旨い蕎麦を売りながらの活躍ぶり。気持ちがスッキリするね。この酷暑の清涼剤だね。 | ||||
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| 訳ありの蕎麦屋が活躍する人情ものシリーズです。平次郎のここまでお節介するかと思いもしますが、続編を楽しみにしています。 | ||||
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