網走-東京殺人カルテ



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初公開日(参考)1990年07月
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長編小説

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網走―東京 殺人カルテ (集英社文庫)

1994年11月01日 網走―東京 殺人カルテ (集英社文庫)

日本脳炎ワクチンの実験は、網走刑務所で行われた。臨床医学の心得がある私が選ばれた。助手は殺人の罪で無期懲役の鳥飼丈太郎、模範囚。何度か会ううち、彼が冤罪であることを確信する。やがて事件関係者が次々と殺害され、担当の弁護士までも毒殺された。実は復讐のための、鳥飼による殺人だった。刑務所を一歩も出ずに、いかなる手口をつかったか。著者特異の医学長編ミステリー。(「BOOK」データベースより)




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No.1:
(4pt)

冤罪で刑務所にいながら、いかにして復讐を果たすか

由良三郎氏は1921年生まれの元医師である。であるから、戦後直後の医療現場の様子が詳細に描かれている。彼の作品を3冊読んだ。それぞれ興味深かったが、一押しはこれ。
 主人公の若き医師は、当時子ども持つ親に恐れられていた「日本脳炎」のワクチン製造のため、身もふたもない言い方をするなら人体実験をするために網走の刑務所を訪れる。そこで助手を務めた青年の人柄から冤罪を確信し、彼のために奔走する。
 トリックの点では取り立てて新しいわけではないので、ミステリーとしてよりは戦後の日本のことに興味のある方にお勧めしたい。煙草は「光」「新生」、証拠品のテープは当然オープンリールだ(お若い方にはわかるかな、これ)。外食券がないと外で蕎麦も食べられない時代を、なぜか懐かしく感じる自分に戸惑う。
 さて、トリックの方だが、実は詳細な記述があり、「殺人」よりは「自殺」に役立ちそう。意外に身近に大量にあるものなので、いつか実行しかねないという怖さがある。
 ついでに言うと、解説が異色の直木賞作家、森田誠吾氏である。もうかったような気分。
網走―東京 殺人カルテ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:網走―東京 殺人カルテ (集英社文庫)より
4087482421



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