SAS/ラオス黄金の三角地帯
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SASプリンスマルコシリーズを知らない方は、こちらを参考にどうぞ。 | ||||
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未読の方はご注意ください
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プリンス・マルコ・シリーズの1972年の第28作。舞台はベトナム戦争時。隣国のラオスで、現地のCIAが麻薬密売組織と手を組んでいるとのスキャンダラスな情報がもたらされ、マルコが真相究明を命じられる。 本書で特に印象的なのは、ラオスCIA責任者のチ・ヴィラールである。現地CIAの任務は、北ベトナム側を支援するラオスの共産主義勢力、パテト・ラオを抑える事である。パテト・ラオとの戦いには、勇猛な山岳民族のメオ族の協力がなくてはならないが、メオ族は麻薬を生業としている。その麻薬業を手助けするようメオ族から強要されたら、ラオスCIAはイヤとは言えないのだ。 つまりヴィラールは、祖国に尽くすために手を汚しているのであって、決して悪人ではない(実際彼は、麻薬組織からは一銭も受け取っていない)。ある意味見上げた人物だし、気の毒だとも思う。一方マルコはマルコで、ラオスCIAの”悪行”をやめさせるよう、米大統領直々の特命を受けている。任務をまっとうしようとするプロ同士が、同じアメリカ政府の矛盾した命令に引き裂かれて対決せねばならないのは、実にやるせないと思う。 | ||||
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