されば女神は頬笑みたもう
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ある弁護士が共和党の上院議員に推挙されることに決定したが、身内に問題が発生し・・・という粗筋のお話。 という風に話の大半が上院議員出馬を巡るてんやわんやの騒動についやされますが、その主筋に当時勃興しつつあったと思われるパチモン系の新興宗教やドラッグやフリーセックスやらを傍筋に絡めてこの作品が書かれた70年代を皮肉な感じで捉えた一種の社会派サスペンス。 この著者のコンドンはシリアスタイプのものとユーモアタイプのものに大別できるようですが、本書は後者の方になりそうな話で書かれてからもう40年くらい経ってしまったので、リアルタイムではそれなりに当時のアメリカ社会に対するカウンターになりえた小説だったろうことは判りますが、今読むと懐かしいアメリカ小説になってしまい、当時読んだ人と今読んだ人で読後感がかなり違う小説だろうと思いました(決して古くなったというわけではないですが)。なので今読んで面白いかどうかは読んだ人それぞれ相対的に印象が異なると思いますが、個人的には結構楽しく読めました。当時の世相もよく判り今と通じる部分もあるし、古くなってなくなった部分もあることに感慨を抱いたのも真実であります。 著者のコンドンという人はもう亡くなっているようですが、かなり懐の広い作家だったらしく、色々なタイプの小説を書き、どれも一級品だったようで、日本に紹介されているのはその氷山の一角だけみたいで勿体ないと思います。できれば著作すべて日本語で読めるようにして頂きたいですね。 | ||||
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