揺りかごの上で

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種別
長編
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あらすじ

2007年08月31日 揺りかごの上で

小学校生活最後の夏休みが始まろうとしていたあの日。辻貴雄と横田純はいつものように森の中にある秘密の空き地で遊んでいた。その時、空き地に建てられていた古い小屋の中から泣き声が聞こえてくる。二人がそこで見つけたのは赤ちゃんだった。周りには置き手紙も何も残されていない。そこで貴雄と横田は、赤ちゃんをロビンと名づけ母親が戻ってくるまで面倒をみることにする。だが、しばらくして横田が家の事情で引っ越すことになり、貴雄は孤立無援の状態に。ロビンの母親はまだ帰ってこない。誰にも相談はできない。そもそも、信じられる大人などいるのだろうか。貴雄の一人だけの子育てが始まった―。(「BOOK」データベースより)

評判

揺りかごの上での評価:

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揺りかごの上での総合評価:

8.00/10点 レビュー 1件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1
(4pt)

全てが繋がる

一度目はわからなかった。

得体の知れない不安感、しかし圧倒的ではない、
ただ漠然とした不安感を抱えながら残り少なくなっていくページを読み進めた。
そして「え、何故?!」という展開になりエピローグ…

何かが心の中で繋がらない。
この穴を埋めたい。
そう思い、他の人がこの本について何か感想を書いていないものかと検索してみた。
普段はあまりこのようなことはしない。
先に情報も入れない。
しかしどうしてもミッシングリンクを埋めたくなってしまった。

いくつかの書評をまわり、わからない、一言で言えないといったものが続く。
ラストについても何故こうなるのかといったものも多い。

その中でひとつ、読み終えてまたすぐにプロローグを読み返したというものがあり、
引っかかってもう一度読み返してみた。

そして更にエピローグを続けて読む。

すべてがわかってしまった。

これは動いている時間は前後しかないのだ。
狂った時間は自分では戻せないこと、止まっている時計は正しい時間をさす時がくること。
このすべてが繋がっている。

もうひとつの分岐点は過去の自分が聞いた友達のアパートの大家さんの言葉。
20年後に頭に響いたその言葉が結末への始まりだと思う。

つまり、正確な時間を刻んでいたロビンにあう前の自分、
過去の大家さんの声を聞き、針が狂ったまま止まっていた時間が動き出してからの自分、
この2つが動いている時間だ。
そしてそれ以外の止まっていた時間の中で日に2度正しい時刻を指しながらも
ずっと置いていかれていた自分。
正しい時がむこうからやってきてもそれについてはいけない…20年の月日を過ごしてきたのだ。

エピローグの最後の問いかけ。
これが一気になだれ込んでくる。
何も言うはずは無い。
この狂った時計は正しい時間をさすために時を止めるのだから。

この感想はわかりにくいかもしれない。
もし読まれる方がいたら2度読んでほしい。
2度が無理なら1度読んでプロローグエピローグをもう一度。

そうするとすべてが繋がる・・・と思います。
揺りかごの上で Amazon書評・レビュー: 揺りかごの上でより
4048737996

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