ナゼアライブ
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ナゼアライブの総合評価:
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疾走感があり、気持ちよく読める。テーマは非常に重いが、陰湿にならず、主人公の成長をテンポよく書いてくれ、気持ちいい(理屈じゃねえんだよ!) 非常に考えさせられるテーマだが、読みやすく、幅広い層にアピールできると思うし、かといって浅いことはなく、しっかりテーマを追求(あくまでテンポよく)していて、気持ちいいです!! この本は青春もありだから、高校とか大学の授業で読まれて欲しいな。 読みやすく(テンポがいい)、テーマもしっかりしてる(軸がしっかり)から、みんな気持ちよく読めると思うし、心に響くものがあると思う。 テンポよく読めるのに、しっかり考えさせられる。=ナゼアライブ あっさりしてるのに、コクがある(出汁が効いてる)=佐野実のラーメン あと、仮想現実都市とか、発想も凄い、度肝を抜かれた!! 実際の未来を予見してると思う!! | ||||
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世界に現れた救世主の名は、ジェス・リーズンと言った。日本とアメリカの二重国籍を持つ青年は、ネットワークOS「HanD」を開発し、世界規模の分散コンピューティングネットワーク「BraIN」を構築し、その中に仮想現実「WorLD」を立ち上げた。それは人類に新たなコミュニケーションの場を提供し、人類の知的向上を推進するものだ。 しかし構築者の意図がどうあれ、独創性はその思惑を凌駕する。小学生だった日那多雄は、それをカブトムシバトルのオッズ計算に利用した。そんな彼の許に、失踪した父親から思わぬ手紙が思わぬ手段で届く。そこに書かれていた彼の質問は、「人間ってなんだろうね?」。折しも、世界には衝動的自殺が蔓延し始めていた。 何となく昔読んだ「ソフィーの世界」を思い出した。「ソフィーの世界」は、少女が謎の人物からの手紙を受け取り、その問いに答えていくことで哲学の世界を知っていくという筋書きだが、この本はそこまで哲学哲学しいわけではない。ただ、誰かからの問いかけで、自分の中の漠然としたものが暴き出されていき、その結果、主人公の選択につながるという構成に似たものを感じたのだろう。 主人公自身も一風変わった人物だが、その周囲にいる人々も個性的。幼少期からそんな人々に囲まれて成長した主人公は、中学生になり、高校生になり、その都度、様々な出来事に出会い、楽しんだり、衝撃を受けたり、苦しんだりしながら、大人になっていく。 そして大人になれば、全てがスッキリ解決するというわけでもない。そこにあるのは、全く洗練されないシステムと、子どもっぽい対応しかできない人々。ゆえに彼の心には、昔と同じ問いかけが解き明かされず残ったままだ。 そんなとき、とある人物との出会いが、いま世界を覆っていることの真実に対する直観を与える。なぜそれを成そうとしたのか?その奇跡を追いかけていった先に選び取る未来とは? ベースにあるのは悩める若人たちが様々にトライしている青春ものという気もするが、かなり内省的な部分も多く、世界観はSF的要素も散りばめられ、その転々としていくストーリーを追いかけるのは難しいと思う向きもあるかも知れない。 ただこれは、誰をターゲットにしたのかで事情は変わってくる。そのターゲットの区分け方が、年齢や社会的立場ということではなく、世界に対してどう向き合っているかという様な、カタチにし辛いやり方なんじゃないのかな? | ||||
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展開が面白くて、今を生きていれば感心が持てるテーマだし、 登場人物にも愛着がわくから、SF小説として普通に楽しめる内容だが、 読み進めながら、妙に不自然な言葉の使い回しが目につく。 それも、本を通して数回とかではなくて、ほぼページをめくるたびに 「これ日本語おかしいよな?」ってなる。 本を読んでいる方ならすぐ気付きます。例を挙げるまでもなく。 セージのおっさんが登場して哲学トークする時も 論理の飛躍が度々見られ、作者の頭の中では話が繋がってるのはわかるんだが、 読んでいる側は、台詞と台詞の間に"何がすっ飛ばされているか" を予測しないと話についていけない→読んでいて疲れる。 という意味では、この本が総じて高い評価を得ていることに少し驚きました。 それでも最後まで読み切れる程度の面白さはあったのですが、 バランスを考慮して☆一つにさせていただきました。 | ||||
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なぜ生きるのか、という非常に哲学的なテーマで一見読みにくそうな印象を受けるが、実際は主人公をとりまく個性的な人物たちによって笑いあり恋愛あり、時には下ネタありでつい本来のテーマを忘れて読み進めてしまう。しかしそんな時、不意打ちのように「自殺」という冷や水を食らわされ、一瞬にして現実に引き戻される手法はさすがだと思う。むかし世にも奇妙な物語でみた「サブリミナル」を思い出させる。(詳しく書くとネタばれになるので言わないが)非常に印象に残る一冊である。 | ||||
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途中でちょくちょく入ってくるユーモアが頑張って笑わせようとしてる感じがして少し興醒めしてしまいましたが、それを除けば面白かったです。 人間の心理に触れている部分が多々あり、それを理解するために読み返したくなります。 しかし、その理解が曖昧なまま読んでも十分楽しめる作品だと思うので、ぜひ手にとって読んでみてください。 | ||||
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