あかね空

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評判

あかね空の評価:

4.21/5点 レビュー 76件。 A ランク

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平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 41〜60 3/4ページ
No.21
(5pt)

泣きました。

時代小説を読んだのは久しぶりでした。登場人物、いい人が多くて、今の時代では合わないかもしれませんが、舞台が昔のことなので、よくできたお芝居を見せてもらっているような感じで、気持ちよく読むことができました。両親の死のことなど、できごとをさっぱりと書いているのも、むしろ好感が持てました。一気に読んでしまい、途中、何度もハンカチを使ってしまいました。何かしら、実生活に思い当たることがあったりすると、泣けてきます。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.20
(4pt)

脚本みたいな感じ

時代小説はあまり読まないけどグングン吸い込まれるような感じ。
これは小説というより脚本なんじゃないか?みたいな変な感覚が
芽生えてきたりして。 テンポが速すぎて・・・特におふみの
両親の死に方の描き方があまりにもあっけないので進むうちに
次の不幸はナンなんだ?って勘ぐりしながら読んでました。
家族〜特に兄弟って人数がいると親も誰が一番好きとか出てきてしまうのかも・・自分も子育て中なのでその点を考えさせられました。
親という字は木の上に立って見る〜暖かく見守りながら間違っていたら
甘やかさず注意する・・長男の榮太郎はおふみが猫可愛がりしたから
ダメになってしまったのかな・・・時代小説でなくても下町の自営業の
家でも現代として十分いける内容のホームドラマなのかもしれない。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.19
(5pt)

心改まります

このくだらない世界に素晴らしい贈り物をありがとう。

時代小説ということで、読む前は若干抵抗もありましたが、今は幸せな気持ちにあふれています。2日間で一気に読み進めてしまいました。

久々に涙しました。最後にもう一度ありがとう
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.18
(5pt)

人間の心の複雑さ

典型的な江戸を舞台にした人情話だが、著者の筆力のせいだろうか一気に読むことが出来た。

二部構成になっていて、第一部は京都からやってきた男が長屋で豆腐屋を始める。来た時から親切だった隣の娘と夫婦になり、子供も三人を作り、二人で店を大きくし、表通りに進出する。男が死に、娘が死んだところで第一部が終わる。第二部は、子供たちがその店をどう継いで行くかを描いてゆく。

夫婦が愛し合っていても、忙しさやちょっとした行き違いから表面的には、争いが絶えなくなる。そんな中で育った三人の子供たちが、それぞれどう思うか?子供を持つ親としては気になるところである。

この本はそのあたりを、その感情の機微を上手く表現している。人の心の複雑さを改めて感じさせられた作品だった。

話を上手く纏めすぎている面はあるが、それ以上に心に温かいものを与えてくれる。読後感の良さは最高である。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.17
(4pt)

小気味よいテンポで二世代を描く

ある夏の暑い日に、江戸深川の長屋に京都から豆腐職人の大きな男がやってきた。京都南禅寺近くの老舗で仕込まれた上品でおいしい豆腐だが、江戸の固い木綿豆腐を食べ慣れた庶民の口には合わない。

 そんな栄吉をいつも明るく支える桶屋の娘おふみ。二人は結婚し、やがて子どもが三人できる。小気味よいテンポで展開し、主人公は栄吉・おふみから、息子たちに移っていく。深川の料理屋の女将、寺の僧侶、同業者の豆腐職人、商売敵、長屋の住人、賭場の親分、鳶職の頭など、脇役人も充実している。江戸深川の人情を描ききっている。

 二部構成になっていて、一部での出来事を、二部で子ども世代の目から描き、丁寧に謎解きをしていく手法が秀逸である。
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No.16
(4pt)

テンポが小気味よい小説です

江戸時代、京から江戸に渡たり、豆腐屋を営む事となった主人公とその家族を描いた小説です。
豆腐というあまり小説の題材にならないものがテーマですが、これがまたよく練られており、物語として読む者を惹きつけ続けます。
登場人物のキャラクターにも曖昧なところが無く、物語も読者の感情移入をスムーズに行わせる秀逸な物で、あっという間に読み切ってしまいました。
こういう小説ってありそうで年に何冊もないなぁ、と読後に思える、面白い小説です。
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No.15
(5pt)

家族というものを考えさせる1冊

物語の設定は江戸時代の庶民生活での出来事を描きながら、本質は現代に通じる家族の問題が書かれている。お互い深い愛情を持ちながらも夫婦の間、親子の間でのすれ違いを描いていて、また、ストーリーもテンポ良く、最後の最後には、読者をはらはらさせながら、唸らせる終わり方となっている。山本周五郎を思わせる雰囲気をもっていながら、周五郎より明るい読後感がある。久々に一気に読め、家族のあり方を考えさせられ大いに感動しました。
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No.14
(4pt)

ほろほろと

幼い頃、関西から関東に移り住んだ私にとってこの作品は、読みすすむにしたがって、辛い気持ちが募りました。深川という地元を愛する人たちの世界に、他の文化を背負って入っていく主人公の苦悩が他人事ではなかったです。この作品に出てくる人は、基本的に善人ばかり。そんな人ばかりが暮らしていても、ちょっとした行き違いで切ない思いを抱くようになってしまう。言葉少ないシャイな職人達の行動が、誤解や不幸を生み出していく。
 でも、でも、この作品は暗い貧乏物語なんかではありません。誤解や不幸を乗り越えて、不器用ながらに結びつきを大切にする家族の、小さな幸せ物語なのです。読後にその小さな幸せのありがたさが感じられる作品です。ほろほろと柔らかで、木目細やかな京豆腐のような味わい。一口目は、下地を付けずに賞味してみてください。
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No.13
(4pt)

小児科医杉原のオススメ

現代で失われた「家族力」の物語.相手を心底から理解したとき、パラダイム変換がおこる.家族ですら、誤解を前提に人生を送ってしまう.人間はもっともっと理解しあえる.コミュニケーションを高めていける.そうしたときに、人生はいつでも味方をしてくれる.そうしたことを教えてくれるお話し.著者の生き様も結構すごい.おすすめ.
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No.12
(5pt)

すれ違いの人生

非常に起承転結のはっきりした作品という印象です。京都から江戸に来た若者が強風の木綿豆腐を深川で売り始めることからこの物語は始まるのですが、ストーリー性に濃淡があり非常に面白く読み進むことができます。内容を一寸だけ紹介すると、上記の若者が苦労しながら江戸で京都の豆腐を売りながら最後はハッピーエンドで終わるのですが、通常考えられる物語の展開とは全く違うので、冷や冷やしたりドキドキしながら読むことができます。直木賞受賞作品で歴史小説なので、もう少し堅めの内容を期待して購入したのですが、これは全く違った意味で本当に面白かったです。
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No.11
(5pt)

おいしい本当の豆腐が食べたくなりました

著者の山本一力さんがインタビューで「あかね空」に自分の奥さんをダブらせている・・・というような表現があり、興味を持った。
表装を見てもわかるように、これは時代劇っぽいムードがある。
実際そうなのだが、京都の豆腐屋ののれんわけで江戸に出てきた主人公が悪戦苦闘しながら自分の味を出していく。
主人公の女房はちゃきちゃきの江戸っ子風情。ところが時代と共に彼女が変化する。妻であることから母であることを重要視するのだ。
豆腐の味・暖簾は親子二代にわたって引き継がれる。
夫婦の愛、親子の愛、兄弟妹の情、周囲の人との人情・・・・
時代劇という風情だからこそ違和感なく味わうことのできる素敵なお話だった。
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No.10
(5pt)

読後のすがすがしさはまさに「あかね空」

人生模様でありながらややこしさを感じさせず、一気に読める軽快な小説。親子二代に渡る話しの流れはパールバックの「大地」を思わせる含蓄もあり、読みごたえは十分。江戸時代の市井の生活観が容易に伝わってきて、違和感がない。小説もこのレベルになるとノンフィクションより人の生き様を語ってくれると思う。直木賞というのが納得の一冊。
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No.9
(4pt)

一気に読んで泣かされます

この作品、時代小説には珍しく運命が登場人物たちにあまり困難を与えない。上方から来た豆腐職人の深川での商売は、その生真面目な仕事も手伝い順調に進む。少しつごうよく話が進みすぎではないか、という気がしないでもない。しかしそんな事では直木賞は獲れない。第一部で親子二代にわたる豆腐屋の有為転変をテンポ良く見せたあと、その中の謎のセリフや心情を第二部でもう一度なぞるという映画的手法、そしてなによりも「人情話」としての心骨頂的場面の数々。押し付けではなく、泣かせる小説に久しぶりに出会った。ただあまりにも「説明のし過ぎ」が少々気にかかる。
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No.8
(5pt)

さわやかな人情時代劇

豆腐屋一代記。前半は成功物語。苦労話もいい。ぐいぐい引き込まれていく。江戸時代を身近に感じる。江戸の生活は町民が支えていたわけで、武士なんてものが無用の長物になっていたことがよくわかる。
 家族愛もいい。最後にそれが分かるあたり、渋い。さすが直木賞受賞作だ。
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No.7
(5pt)

思い巡らす余地があることが人情物の良いところ

時代小説は、もっと年齢を重ねてからのお楽しみと思っていました。
しかし、同じ深川に暮らす作家の作品として、手にしてみました。 人の心の動きが描写され、一気に読み進みました。 先の楽しみと思っていた時代小説の楽しさに嵌ってしまいそうです。
 様々な登場人物間の関係など、気にされる方もいるようですが、多くを語らないことによる、想像(思い巡らし)の可能性を楽しめるのが人情話の良いところではないかと思います。
 氏の他作も楽しみです。
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No.6
(4pt)

会話重要

心の底から溜め息のように「ええ話やぁ~」の声が出ました。
不器用な人間だからこそ,やっぱりコミュニケーション・会話は重要なんだなと痛感。
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No.5
(4pt)

書き方が新鮮

江戸は深川にある豆腐屋家族の人間模様を描いたものだが、まるで舞台が江戸時代ではなく現代ではないか?...と思わせるほど「時代小説」臭さが無い。途中、第一部の中盤辺りで退屈になる箇所もあったが、第一部終盤から結末にかけては一気に読んでしまった。さすが直木賞受賞作品だけのことはある。しかし、私のように集中力散漫でスリリングな作品が好きな向きには、同じ山本氏による「損料屋喜八郎始末控」のほうがオススメ。
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No.4
(4pt)

なにげない生活の中に

ほのぼのとしていて、だけどしっかり生活をしている家族のドラマです。
どこにでもある夫婦。親子。兄弟。そんな人間同士の会話が淡々とした文章の中で描かれています。子供の代になってからはやや精彩に欠けますが、いい小説で、おもわず電車も乗り過ごそうになりました。
読んだ後に「ありがとう」と素直に言えるそんな小説です。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.3
(5pt)

「あかね空」には満天の星が輝く・・・。

久しぶりにいい本にめぐり合いました。
普段あまり読書をしない家内に「いい本だから読んでご覧・・・」と薦めた。
最初は文字が小さいのね、とあまり乗り気でなかったヒトが、夢中になって読み始め、何と二日間で読了。もうドキドキしながら読んだわよ、ですって。そのまま二世帯の長男夫婦に読ませた。長男は朝の通勤時夢中で読んでいて、乗換駅で飛び降りて鞄を棚に置き忘れ、ひと騒動だったとか。
これがそのときの様子です・・・(HPで発信したものです)
「あかね空」で電車を飛び降りる???
まったく聞いてあきれる話しだ。
いや、直木賞の素晴らしい作品のことは、ここで何度も話題にしているが、今長男が読んでいる。
朝の通勤時に読んでいったそうな。
そして下車する駅で気が付いて慌てておりたそうな。
かばんを網棚に載せたまま電車は行ってしまった・・・(!!。
まあ、即手配して大事に至らなかったらしいが、それにしても・・・。
ま、あの本はそれくらい夢中にする内容ではありますがネ。
いやーまいりました!!!お薦めの直木賞「あかね空」を読んだら、
結局、本にまた寄り付くようになってしまいました。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.2
(5pt)

時代小説とは思えない読みやすさ!

自分の思惑の及ばないところで、人生を左右する大きな力が働くことがあり、その一方で不思議な縁で人生が繋がっていく、栄吉という一人の誠実な男の生き様を通して、家族とは、兄弟とは、親と子のつながりとは、を描き出すさわやかで、かつ重厚な物語である。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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