あかね空

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評判

あかね空の評価:

4.21/5点 レビュー 76件。 A ランク

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平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 21〜40 2/4ページ
No.41
(5pt)

感動しました

涙を流しながら2日間で読みました。眠気が訪れないほど感動しながら読みました。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
416767002X
No.40
(5pt)

それでも家族は一緒に歩いていく

山本一力さんの本を読むのは『銀しゃり』に続いて2作目になります。

こちらも、江戸の食べ物職人の話で、豆腐職人の主人公・永吉が京から単身で江戸の深川にやってきて、土地柄・食文化の違いにも負けずに、一生懸命に豆腐を作る姿に心を打たれました。当時の京と江戸と言ったら、まるで外国のように物理的にも、心理的にも遠い場所であったに違いありません。義理の父・源治に羊羹は好きか?とたずねられて、『お金を貯めて自分の店を持つのが夢だったので、甘いものもお酒も控えて生きてきた。』と返す場面があるのですが、なんだかその言葉が永吉の人となりを全て表しているような気がしてとても印象的でした。

後半はあんなに好きあって仲の良かった永吉とおふみの心のすれ違いが何だか悲しく、寂しい気持ちで一杯になりました。おふみと長男の栄太郎の態度に心底、嫌気さえ感じました。私のお気に入りは永吉に良く似た次男の悟郎です。ただ、話しを読み進めていくに従って、自分が思う相手の気持ちと本当のそれとは必ずしも同じではないのだと思い知らされました。冷たい態度にも裏があったり、良かれと思ってした事が裏目にでたり。家族であったって他人の心のうちなんてわかりっこないのです。それでも、一緒に歩いていく、それが家族というものです。綺麗事ばかり、仲良しごっことはわけが違います。

それから、この話しを通して改めて思い知ったのは、人の死は突然やってくる、と言う事。なので、普段から両親への感謝の気持ちを忘れずに、ちゃんと伝えて、後悔のない毎日を過ごしたいと思いました。

傳蔵の最後のくだりは目頭が熱くなりました。本当は、おふみがらみで、もうひとからくり大どんでん返しがくるかなぁ、とも期待していましたが、まぁ、本書のようなラストでも読み応えは十分でしょう。題材が豆腐なので他の食べ物小説に比べたら、読んでる最中に恐ろしく腹が減る、と言う事は無かったので、夜中でも読めますよ。余談です。

当時の街並みは高い建物も、金属的な建造物もなくさぞ、夕日が綺麗だった事でしょう。

氏の3冊目は、『だいこん』か『損料屋喜八郎始末控え』を読みたいと考えています。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
416767002X
No.39
(5pt)

面白かった

ドラマを見てから読みました。内容が良く分かり感動しました。もう一度読みます。
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416767002X
No.38
(5pt)

凄い

凄い!のひとこと。

よくこんな本が書けたな、と何度も思った。

読了後、しばらく次の本に移れなかった。 それほどインパクトがあった。

本井慶次郎
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.37
(5pt)

素晴らしい時代小説、家族の小説

久々に日本の時代小説読んで素晴らしい作家に出会いました。この人の書く小説は素晴らしい。読み始めて止まらなくなってしまい、一挙に読みました。

田沼政治から松平定信へ変わる江戸時代というしっかりした時代設定。本所、深川、木場と言った場所の設定。ストーリーの作り方どれをとっても素晴らしい。今もかろうじて残る江戸っ子の気質、町の様子や人情などがリアルに感じられる作風。その人情話の小説だけで終わってもかなり素晴らしい作品だと思いますが、後半に向かって起伏に富んだストーリーになっていきます。テクニックを使っていますが、その技巧が嫌味ではない。それはテーマがしっかりしていて、自分の感情的体験にしっかり裏打ちされた物語を作っているからだと思います。

 テレビに著者が出演しているのをたまたま観て、面白い人だなと思ったので、作品を手に取ることにしました。借金を返すためにベストセラー作家になろうと思い立ったらしいです。その動機もものすごいですが、小説もその動機に劣らずものすごい。(素晴らしい)

 読み終わった後、一種慰められたような、励まされるような感じを受けます。こういう感じを読後受けるのは久しぶりの気がします。
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No.36
(4pt)

お豆腐がだいすきになりました!

第126回直木賞受賞作品です。

移ろいゆく季節の中で、描かれてゆく人生の機微。
明日に向かって生きてゆく市井の人々。
忙しい現代でほっと一息つけますよ。
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No.35
(5pt)

満足

Kindleで読むために購入しましたが、期待通りで満足しています。
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No.34
(4pt)

江戸時代の家族問題

こういう時代劇人情下町ものは、勧善懲悪、お涙頂戴のストーリーが定番であるが、その意味ではこの作品もそのカテゴリーの
作品だ。しかし、現代人でも首肯できる家族ならではの問題、諍い、そして愛情が非常に繊細に描かれている。決して
誰が悪いという言い方では、なく、誰しもが陥りやすい、家族間の争いごとが極めて写実的に述べられ、作者の真面目さ
が充分想像できる。全編を通じて出てくる悪役は平田屋荘六くらいで、後は何らかの問題は抱えているが、基本的に
善人だ。この荘六はその分徹底してやられる。最終部分での荘六を傳蔵がやり込める場面は爽快で、やはり歌舞伎の
啖呵をきいているようだ。全編を通して聞かれる下町の江戸弁もテンポが良くて小気味良い。既に映画化されているようだが、
是非見てみたいと思っている。
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No.33
(5pt)

家族の絆を描いた時代小説

江戸という時代と深川を舞台にした時代小説、そこで生きる市井の人々を

描いた作品である。家族間の愛情の微妙なもつれ、そして最後までわからない

展開、この起伏に富んだストーリーは非常に読み応えのある長編です。
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No.32
(4pt)

ミステリーでもサスペンスでもないのに、止まらない

市井の人たちは、
日々どんなにもがいても
大きな時代の流れに翻弄され
それしか選べない道を歩いてることすら知らず
生きているのだろう

親の愛は小さな命を、人へと成長させる唯一のものである
しかしながら
時として人生を悲しい場所へ追い込んでしまう

永吉の境遇を現代から見れば
言葉による児童虐待だ
家出をしてぐれるか、
自殺さえしかねない育ちながら
自分の力、人生の道を切り開いていく

その永吉が頑なに貫こうとしたのは
兄弟はエコひいきしないという信念だったろう

おふみも子どもを愛するあまりに。

その二人の子どもは、夫婦の愛の中で、
そしてその愛の深さゆえに、人生の災難に巻き込まれていく

あまりにも切ない物語を
下町に溢れた人情が救う

生まれ、生きて、死んでいくだけの人生は
実はたくさんのドラマで彩られている

この小説で、たくさんの人が亡くなる
しかし誰も殺されていない

お豆腐屋さんのお話だけれども
物語の佳境は、どんなミステリーやサスペンスにも匹敵する
緊張感がある

明日は、深川へ散策にでも行こう
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No.31
(5pt)

しみじみと深い家族の物語

特別大きな事件が起こるでもなく、剣劇などの派手な描写があるわけでもない。
 でも、読み出すと夢中になって途中でやめられなくなる。
 夫婦の出会いから、親の死や子供のことで言い争いが増え、それでも深いところでお互いに絆は結ばれている。
 現代の夫婦や家族になぞらえても共感できる人物像。
 さらには二部で、一部であったエピソードの別の側面を見せることによって、気持ちのすれ違いの切なさを伝えてくる(特にお風呂でのエピソードと、ラストシーンに絡んでくる迷子になった子供のエピソードは秀逸)。
 普通の人たちの、普通の生活、普通の人生、普通の幸せを、普通ではない筆致で描いた傑作。
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416767002X
No.30
(4pt)

代表作として直木賞を受賞したのも頷ける

時代物であるが、経済小説であり、職人ものであり
人情ものであり、一種の推理ものでもある。
山本一力という作家の、テーマとするあらゆる要素を
とにかく一冊に詰め込み収めた作品。
代表作として直木賞を受賞したのも頷ける。

例えば経済小説としては『損料屋喜八郎』が
絶対に上だろうし、というようなことを
云い始めてはいけないだろう。
この一作から山本一力の他の作品や
他の時代物に移行するには良い一冊。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.29
(5pt)

苦難を乗り越えてこそ…。

京都から出てきた年若い豆腐職人の永吉が江戸で京風の豆腐屋を開業し
同じ長屋の一人娘・おふみと恋仲になりそして結婚…。
最初は江戸の人々に馴染まれなかった京豆腐も熱心なおふみの売り込みと
真面目・堅気な永吉の創意工夫で順調に発展していきます。が、
三人の子供を育てていく中ですれ違い、葛藤、二人の仲は険悪なものに。。
特に長男を溺愛するおふみには永吉をはじめ弟妹も辛い思いをさせられます。
それから永吉のあまりにもあっけない最期はかわいそうでした。
(永吉が主人公だと思っていたばかりに。)

しかし傳蔵は相州屋の行方知れずの子供だったのですね。
(ハッキリとは書かれてはいませんが)
最後まで京やの一家は相州屋に助けられた
合縁奇縁の因縁めいたハッピーエンドも素敵でした。
一人一人の胸の内の描写も丁寧でそれぞれに共感しながら読みました。
ただあまりにも性格が変わったおふみだけには感情移入ができませんでしたが。

人生は困難、苦難の連続だけど乗り越えてこそ真価が輝くんだって
読み手に力強さを与えてくれる一力さん作品の中でも
直木賞受賞作である本書は傑作です!
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.28
(5pt)

気合いの一作

直木賞受賞作。
江戸時代の市井の人々の生活を描いた作品。
登場人物は架空なのですが、時代背景を細かく描写しているため、まるで実在した人物の小説を読んでいるような気持ちになります。
京から江戸へ来た豆腐職人の永吉。苦労しながらも京豆腐の味を広めていく。きれい事だけではない家族の愛憎と葛藤。

最後まで一気に、そしてじっくりと読めました。
さわやかな読後感です。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.27
(5pt)

まるで吸い込まれるように読み進みました

最も身近な事なのに最近は横に置かれてしまっている、そんな話の内容で、家族皆が協力する事、助け合う事、思いやりを持つ事で、楽しい事もつらい事も悲しい事も流れる川のように一生を過ごしていけるんだろうと思いましたね。いい本です。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.26
(4pt)

時代家族小説、世話物ですね

直木賞受賞作。時代劇にもかかわらず大変読みやすく、あっという間に読了。
善人と悪人がはっきりしすぎなのでは? そのせいかするすると話は進んでいきます。
家族の物語りとして、大変面白く感じました。
しかし、二部は不要なのでは?
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.25
(4pt)

気持ちのいい読後感

安心していい小説が読みたくて、手に取った小説。

期待通りでスッキリと読めました。

中盤から、いろんな事がうまくいかない、

伝えたい事が伝わらないことで、

もどかしさを感じつつ、

最後は気持ちよくまとめるのは、さすがです。

残念だったのは、

永吉、おふみがもうちょっと浮かばれてほしかった。

時代物なので読みづらいと思いきや、

とても気持ちよく頭に入ってくる文体で、

あいかわらずいい読後感が味わえます。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.24
(4pt)

後半は読む楽しさが半減した

前半と後半で評価を分けたい。前半が星5つ、後半は星3つかな。

まず前半。

京から江戸に上って来て豆腐屋を開業する永吉と、その妻となるおふみを中心に物語が展開するのだが、その展開が一本筋で、とても読みやすい。

くどくどした説明文がほとんどなく、実に刻々と素直な時間経過で、流れるように話が進んで行く。

だらだらした文体ではなく、エピソードの一つ一つが小気味よく語られるのも話の展開が速い理由だろう。

ふたりを取り巻く家族や近所の人間関係もさわやかで、ほのぼのとしたホームドラマを見ているように、気持ちよく読み進めることができる。

それから後半。

永吉とおふみに子供ができたあたりから、ちょっと展開が変わって来る。

話の展開を遮るように、夫婦や子供たちの個人の視点で回顧が繰り返され、これまでの出来事に対するそれぞれの視点からの事実が語られるのである。

明るくはきはきした娘だったおふみが、ゆがんだ性格の中年として描かれて行く(それは表面上でのことなのだが)ため、ゆったりとした気持ちで読み進めない。

できれば、周りの隠された好意や悪意が、当事者たちにすっきりと分かって大団円となれば読後感も良いのだけど、

それを知らないまま当時者が死んでしまい、小説の中だけで事実が語られてもなんだかなぁ、とも思う。

親子二代、30年間の物語だし、読む者だけがすべてを分かればそれでいいのでしょう。
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416767002X
No.23
(5pt)

泣いちゃいました☆

山本一力さんの本は初読でした^^

凄くいい作品だと思います。

自分の店を守り繁栄させていくという事の裏にある家族の問題であったり絆であったり・・・

他人の気持ちであったり、情であったり・・・

小説のなかの登場人物たちが本の中で強く生きている作品だと思います。

家族同士の犯罪や殺人の報道が絶えない今の次代にこの小説に出会えた事を嬉しく思います。

感動と人情が沢山つまった粋な作品でした^^
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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No.22
(5pt)

市井物の秀作

この作品は、江戸にやって来た京の豆腐職人が、東西の豆腐の違いに悩みながらも、妻と二人励まし合い、力を合わせて豆腐店を切り盛りしていく前半の部分だけでも、夫婦愛を描いた市井物として、爽やかな読後感を残す作品になったことと思う。ただ、それだけに終わらなかったところがこの作品の奥の深いところだと感じた。

店が繁盛するにつれ、夫婦、親子、兄妹の間の関係が少しずつねじれていく。仕事が忙しくてなかなか家族を顧みることができない父、跡取りの長男を溺愛するようになる母親、母親の愛情を十分に受けることが出来ず屈折した感情を抱く弟と妹。そして、博打、女で身を崩し、店を崩壊の危機に追いやる兄。思わず、しっかりしろよ、と言いたくなる物語の中盤だ。

しかし、物語の終盤、作者は登場人物一人一人に本当の心情を語らせる。今まで起きた出来事の影にあった各自の心理が明らかになり、ねじれていた糸が少しずつほぐれていく。そうだったのか。大団円に向かってぐいぐい物語に引き込まれていく。

読者の中には、夫婦、家族の問題を抱えている人もいると思う(私もその一人だが)。物語の終盤は、私たちは、こうした問題を自分の視点からしか見ていないのではないだろうか、相手の立場から見たら全く別のものに見えるのではないだろうか、ということを気づかせてくれた。

夫婦の絆、家族の絆を描いた秀作だと思う。江戸深川界隈の息づかいが伝わってくるリズムのある文体もいい。
あかね空 (文春文庫 や 29-2) Amazon書評・レビュー: あかね空 (文春文庫 や 29-2)より
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