パラレル

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

パラレルの評価:

4.33/5点 レビュー 24件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.33pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 1〜20 1/3ページ
No.42
(5pt)

ゆるめの純文学

ゆるめの純文学だがそこがいい。昨今の純文学はポリコレだらけで嫌気がさしていたが、ちょっと昔の純文学はこういう作品もあるのでいいなと思う。繰り返し読みたい。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.41
(5pt)

ゆるめの純文学

ゆるめの純文学だがそこがいい。昨今の純文学はポリコレだらけで嫌気がさしていたが、ちょっと昔の純文学はこういう作品もあるのでいいなと思う。繰り返し読みたい。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.40
(5pt)

断片的なイメージと記憶

どういえばいいのだろうこの小説。『パラレル』はある意味で実験的でもあり野心的な作品といえるのではないか。この作家特有の文体といえばそれまでだが、なんでもない日常的な時間が大きな起伏もなくとりとめもなくつづくスタイルはこの時代の感覚をみごとに浮き彫りにする。だが、本編ではそこに奇妙な仕掛けを施しているような気がするのだ。何故なら、ここでは今・大学時代・離婚前後といった三つの時系列における出来事やそれぞれのエピソードがパラレルに進行するように描かれているからだ。

今、といっても8月末から12月までの僅か4か月の物語にすぎないことではあるが、そこに大学時代と離婚前後の状況とエピソードが断片的に織り込まれ、すべてが同期するように措定されている。
そのことが、さらに読者の個人的な体験とかさなりあうように記憶を刺激し読むことの経験を更新し感覚を覚醒させる、という実験的なカラクリになっているように思えるのだ。
つまり、ここではそれぞれの出来事やエピソードを構築して一つの物語として固定的な世界を表すのではなく、断片的に提示されているだけで固定されたイメージが提供されるのではない。流動的とはいわないまでも、あえて読者の体験や記憶とかさねられるように考えられているのではないか。
たとえば、今の僕はこのように描写されている。

「またこういうゲームを作らないんですか」うん、なかなか難しくてね。そうですか、大変ですものね。きっと。
本当は、もうゲーム制作に携わりたくなかった。僕以外にも新作を発表しなくなったフリーのゲームデザイナーを何人かしっている。理由は様々だろう。売れないからと決めつけられて好きな作品を作らせてもらえない、労働に対してギャラが少ないなど。
「わがままいっているだけでしょう」リメイクの仕事をやめたと告げたとき、妻には手厳しくいわれたものだ。(本文p104)

大体が人は一日に三時間も働けば十分だとぼくは思っている。する事も特にないのに数あわせでいる奴は帰ったほうがましだし、何時間も集中力を持続できるはずがない。
携帯電話やメールに触れ、その便利さを実感する毎に思う。これで楽になって浮いた時間の分は、働かない方向に費やされればいいのに、世界は一向にそうならない。空いた時間を詰めて次の仕事を入れるようになっていくだけだ。
いつか三時間労働説を唱えたら津田は目を丸くして
「うん、おまえはそれが正しい」といった。僕の正しさと津田の正しさとあるということか。
そのころ津田もまさに幾晩もの寝泊りを繰り返していた。会社に三年休まずに勤め、胃に穴をあけて入院したりしていた。(本文p108)

別れてもなお連絡がきて往き来したりする元妻、そして新しい恋人・・・、いくつかのエピソードと相談ごとがあり何気ない時間が流れていく。
一方、顔面至上主義のプレイボーイ津田の日常はどうかといえば、いろいろな女の子とパラで付き合い、会社を立ち上げたり倒産したり、それなりに充実した生活ぶりなのだ。

「ラブか、ラブはもういい」津田は弱気にいうと焼き魚を箸でほぐしはじめた。
「最近は、ラブよりも弟子にあこがれる」とつづけた。弟子?そう、弟子。津田は持論を披露しはじめた。
「師匠と弟子は、世にあるあらゆる関係の中で、今やもっとも珍重すべきものだ。恋人は裏切るし、夫婦は干からびるし、家族だって持ち重りが過ぎる。部下だって上司だって、扱いってものがある。バイトやパートはすぐに帰ってしまうし、美人秘書にはべらぼうな高給を払わないといけないだろう」
「まあ、美人はおしなべてそうだね」だろう、というように頷くと津田はおかわりのつもりで空のジョッキを持ち上げた。(本文p112)

このように時代の気分は二人の感覚をとおしてみごとに描写され読者の記憶と交差する。まさしく、長嶋ワールド特有のスタイルといえそうだ。
だが、完成された1つの作品でさえ引用の対象とされブリコラージュされることをおもえば、この作品はたしかに読者の記憶や体験をとおして成り立つ不定形ともいうべき自由度をもつことを視野に入れた作品ともいえる。これほど魅惑的な試みがあるだろうか。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.39
(5pt)

断片的なイメージと記憶

どういえばいいのだろうこの小説。『パラレル』はある意味で実験的でもあり野心的な作品といえるのではないか。この作家特有の文体といえばそれまでだが、なんでもない日常的な時間が大きな起伏もなくとりとめもなくつづくスタイルはこの時代の感覚をみごとに浮き彫りにする。だが、本編ではそこに奇妙な仕掛けを施しているような気がするのだ。何故なら、ここでは今・大学時代・離婚前後といった三つの時系列における出来事やそれぞれのエピソードがパラレルに進行するように描かれているからだ。

今、といっても8月末から12月までの僅か4か月の物語にすぎないことではあるが、そこに大学時代と離婚前後の状況とエピソードが断片的に織り込まれ、すべてが同期するように措定されている。
そのことが、さらに読者の個人的な体験とかさなりあうように記憶を刺激し読むことの経験を更新し感覚を覚醒させる、という実験的なカラクリになっているように思えるのだ。
つまり、ここではそれぞれの出来事やエピソードを構築して一つの物語として固定的な世界を表すのではなく、断片的に提示されているだけで固定されたイメージが提供されるのではない。流動的とはいわないまでも、あえて読者の体験や記憶とかさねられるように考えられているのではないか。
たとえば、今の僕はこのように描写されている。

「またこういうゲームを作らないんですか」うん、なかなか難しくてね。そうですか、大変ですものね。きっと。
本当は、もうゲーム制作に携わりたくなかった。僕以外にも新作を発表しなくなったフリーのゲームデザイナーを何人かしっている。理由は様々だろう。売れないからと決めつけられて好きな作品を作らせてもらえない、労働に対してギャラが少ないなど。
「わがままいっているだけでしょう」リメイクの仕事をやめたと告げたとき、妻には手厳しくいわれたものだ。(本文p104)

大体が人は一日に三時間も働けば十分だとぼくは思っている。する事も特にないのに数あわせでいる奴は帰ったほうがましだし、何時間も集中力を持続できるはずがない。
携帯電話やメールに触れ、その便利さを実感する毎に思う。これで楽になって浮いた時間の分は、働かない方向に費やされればいいのに、世界は一向にそうならない。空いた時間を詰めて次の仕事を入れるようになっていくだけだ。
いつか三時間労働説を唱えたら津田は目を丸くして
「うん、おまえはそれが正しい」といった。僕の正しさと津田の正しさとあるということか。
そのころ津田もまさに幾晩もの寝泊りを繰り返していた。会社に三年休まずに勤め、胃に穴をあけて入院したりしていた。(本文p108)

別れてもなお連絡がきて往き来したりする元妻、そして新しい恋人・・・、いくつかのエピソードと相談ごとがあり何気ない時間が流れていく。
一方、顔面至上主義のプレイボーイ津田の日常はどうかといえば、いろいろな女の子とパラで付き合い、会社を立ち上げたり倒産したり、それなりに充実した生活ぶりなのだ。

「ラブか、ラブはもういい」津田は弱気にいうと焼き魚を箸でほぐしはじめた。
「最近は、ラブよりも弟子にあこがれる」とつづけた。弟子?そう、弟子。津田は持論を披露しはじめた。
「師匠と弟子は、世にあるあらゆる関係の中で、今やもっとも珍重すべきものだ。恋人は裏切るし、夫婦は干からびるし、家族だって持ち重りが過ぎる。部下だって上司だって、扱いってものがある。バイトやパートはすぐに帰ってしまうし、美人秘書にはべらぼうな高給を払わないといけないだろう」
「まあ、美人はおしなべてそうだね」だろう、というように頷くと津田はおかわりのつもりで空のジョッキを持ち上げた。(本文p112)

このように時代の気分は二人の感覚をとおしてみごとに描写され読者の記憶と交差する。まさしく、長嶋ワールド特有のスタイルといえそうだ。
だが、完成された1つの作品でさえ引用の対象とされブリコラージュされることをおもえば、この作品はたしかに読者の記憶や体験をとおして成り立つ不定形ともいうべき自由度をもつことを視野に入れた作品ともいえる。これほど魅惑的な試みがあるだろうか。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.38
(4pt)

折り合いをつけていく中年ライフ

中年になるということは、いろんなことに折り合いとつけることなのだと思う。もちろん、精力的にガンガンバリバリわが道をいく人はいる。しかし、大方のおっさんというものは、諦めに近いものを秘めたまま、周囲に調子を合せながら生きているような気がする。

長嶋有『パラレル』の主役、僕=向井七郎をみていると、あらためてそんな事を思い知らされる。

若い頃、ゲームデザイナーとして成功をおさめた向井は、今は第一線を退いている。妻に浮気をされ離婚を余儀なくされた向井は、私生活でも仕事でも力強さを感じない。流されているわけではないが、強い意志を表明することもない。大学時代の友人で会社社長 顔面至上主義の津田との交流は、そんな向井のひょろひょろとした生き方を際立たせる。

上昇志向が強くプレイボーイの津田を前に、男として嫉妬すらしない向井。向井は、自分を捨てた妻に対しても、やんわりとした愛着を持っていつつも、言葉にすることができない。

本作品は、そんな向井と中心に、向井の(元)妻、津田、津田と仲良しのキャバ嬢サオリらのある意味ゆるゆるの交流が描かれている。91年向井と津田の大学での出会いから、向井と妻の別離、その後が時制を前後して語られていく。過去からの積み重ねではなく、時がいったり来たりすることで、肩の力が抜けてしまうから不思議である。深刻さを胸にしまい込み、事実を受け止めてそれに折り合いをつけていく様は、あるべきおっさんライフとでも言おうか。うっとおしくならない距離感での友情は、うらやましくさえある。

そんな中、向井が元妻の身体を気遣い涙するシーンは良い。

「「生きててよかったよ、本当によかった」僕はぼろぼろ泣いていた。心から、出てきた言葉をいった。・・・生きていたことの安堵感と、僕のせいではなかったことの解放感とがない交ぜになった。」

思いのたけがポロっと出てしまうそんな瞬間である。

さて、本作品では、顔面至上主義の津田がキャバ嬢を口説くときのテクニックが披露されている。顔を褒めずに、靴を褒めると話がはずむそうなのだが、はたして如何だろうか。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.37
(4pt)

折り合いをつけていく中年ライフ

中年になるということは、いろんなことに折り合いとつけることなのだと思う。もちろん、精力的にガンガンバリバリわが道をいく人はいる。しかし、大方のおっさんというものは、諦めに近いものを秘めたまま、周囲に調子を合せながら生きているような気がする。

長嶋有『パラレル』の主役、僕=向井七郎をみていると、あらためてそんな事を思い知らされる。

若い頃、ゲームデザイナーとして成功をおさめた向井は、今は第一線を退いている。妻に浮気をされ離婚を余儀なくされた向井は、私生活でも仕事でも力強さを感じない。流されているわけではないが、強い意志を表明することもない。大学時代の友人で会社社長 顔面至上主義の津田との交流は、そんな向井のひょろひょろとした生き方を際立たせる。

上昇志向が強くプレイボーイの津田を前に、男として嫉妬すらしない向井。向井は、自分を捨てた妻に対しても、やんわりとした愛着を持っていつつも、言葉にすることができない。

本作品は、そんな向井と中心に、向井の(元)妻、津田、津田と仲良しのキャバ嬢サオリらのある意味ゆるゆるの交流が描かれている。91年向井と津田の大学での出会いから、向井と妻の別離、その後が時制を前後して語られていく。過去からの積み重ねではなく、時がいったり来たりすることで、肩の力が抜けてしまうから不思議である。深刻さを胸にしまい込み、事実を受け止めてそれに折り合いをつけていく様は、あるべきおっさんライフとでも言おうか。うっとおしくならない距離感での友情は、うらやましくさえある。

そんな中、向井が元妻の身体を気遣い涙するシーンは良い。

「「生きててよかったよ、本当によかった」僕はぼろぼろ泣いていた。心から、出てきた言葉をいった。・・・生きていたことの安堵感と、僕のせいではなかったことの解放感とがない交ぜになった。」

思いのたけがポロっと出てしまうそんな瞬間である。

さて、本作品では、顔面至上主義の津田がキャバ嬢を口説くときのテクニックが披露されている。顔を褒めずに、靴を褒めると話がはずむそうなのだが、はたして如何だろうか。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.36
(4pt)

確かな物を求めるのは

何かにつけて『確証』を求めてしまうのは人間の性、だけど、それが中々得られないのも現実。曖昧な感情から生まれる曖昧な人間関係を肯定も否定もしない、それを第三者的な視線で眺め、観察し続ける主人公の態度、というか心の有り様の描写が面白い。物語を象徴する『結婚式』は、確証にはなり得ないけれど曖昧な人間達にとっては必要なのかと思う。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.35
(4pt)

確かな物を求めるのは

何かにつけて『確証』を求めてしまうのは人間の性、だけど、それが中々得られないのも現実。曖昧な感情から生まれる曖昧な人間関係を肯定も否定もしない、それを第三者的な視線で眺め、観察し続ける主人公の態度、というか心の有り様の描写が面白い。物語を象徴する『結婚式』は、確証にはなり得ないけれど曖昧な人間達にとっては必要なのかと思う。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.34
(4pt)

読んで疲れないのがいいです

えーと。

なんていうか、淡々とするすると。

主人公の友人のモットーは、「なべてこの世はラブとジョブ」

でも、主人公はそんなパワーのかけらもなく。

結構どろどろしている世界のはずなのに、とにかく淡々としてるんですよねー

私もジョブはとにかく、ラブはもうお腹一杯なので、

これくらい淡々としているがいいです(笑

まあ、文庫で読んでも損はない本と思います。

とにかく、読んで疲れないのがいいです。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.33
(4pt)

読んで疲れないのがいいです

えーと。

なんていうか、淡々とするすると。

主人公の友人のモットーは、「なべてこの世はラブとジョブ」

でも、主人公はそんなパワーのかけらもなく。

結構どろどろしている世界のはずなのに、とにかく淡々としてるんですよねー

私もジョブはとにかく、ラブはもうお腹一杯なので、

これくらい淡々としているがいいです(笑

まあ、文庫で読んでも損はない本と思います。

とにかく、読んで疲れないのがいいです。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.32
(5pt)

一番好きな長嶋作品

長嶋作品がいろいろな賞をとったり映画になったりしていろいろ読みましたが、一番好きです。
女からすると、実際にあんなことされたら(パラに走らされたり、いろいろ)許せん!と思うものの、そんな生き方うらやましくて、ページが進みました。出てくる本人たちは全然そんなふうには思ってないのでしょーが。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.31
(5pt)

一番好きな長嶋作品

長嶋作品がいろいろな賞をとったり映画になったりしていろいろ読みましたが、一番好きです。
女からすると、実際にあんなことされたら(パラに走らされたり、いろいろ)許せん!と思うものの、そんな生き方うらやましくて、ページが進みました。出てくる本人たちは全然そんなふうには思ってないのでしょーが。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.30
(5pt)

ゲームから人生を教わった人向け

これまでも著者のファンでしたが
本作はすこし違ったテイストです。
(離婚絡みなのはいつもと同じ)

パラレルとは並行のことかな、と
さほど深く考えずに話を読み始めました。

主人公は元ゲームデザイナー
ITベンチャー、キャバクラ、浮気、
身近なような遠いような話
時間を行ったり来たりしながら
ゆっくりと進んでいきます。

結婚や倒産、妊娠、離婚、
人生上のイベントもどこかゲーム上の話のような、
自分もそうですが、30代くらいファミコン世代の
リアリティだと思います。

読み終わって、なんとなくタイトルが腑に落ちました。

「僕はもう頭の中でゲームの一場面にしてしまっていた」
ぼくもそうしてしまっていたようです。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.29
(5pt)

ゲームから人生を教わった人向け

これまでも著者のファンでしたが
本作はすこし違ったテイストです。
(離婚絡みなのはいつもと同じ)

パラレルとは並行のことかな、と
さほど深く考えずに話を読み始めました。

主人公は元ゲームデザイナー
ITベンチャー、キャバクラ、浮気、
身近なような遠いような話
時間を行ったり来たりしながら
ゆっくりと進んでいきます。

結婚や倒産、妊娠、離婚、
人生上のイベントもどこかゲーム上の話のような、
自分もそうですが、30代くらいファミコン世代の
リアリティだと思います。

読み終わって、なんとなくタイトルが腑に落ちました。

「僕はもう頭の中でゲームの一場面にしてしまっていた」
ぼくもそうしてしまっていたようです。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.28
(4pt)

つるっと読める

「猛スピードで母は」を読んで期待していたら、ちょっと肩すかしを食らった感じ。ちょっとふつうのエンタメっぽい。ただ、たいしたことも起こらない(わざとらしいことが起こらない)わりには最後まで面白く読めた。イタリア料理店での主人公の感想、「ラグーのパッパルデッレってなんだ」というつっこみは面白かった。でも全体になんか印象が残らなかったなあ。感じいいんだけど……。宙ぶらりんなアラウンド30の男子にはお勧めするけど、それ以外の人にはどうなんだろうなあ。よくわからん。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.27
(4pt)

つるっと読める

「猛スピードで母は」を読んで期待していたら、ちょっと肩すかしを食らった感じ。ちょっとふつうのエンタメっぽい。ただ、たいしたことも起こらない(わざとらしいことが起こらない)わりには最後まで面白く読めた。イタリア料理店での主人公の感想、「ラグーのパッパルデッレってなんだ」というつっこみは面白かった。でも全体になんか印象が残らなかったなあ。感じいいんだけど……。宙ぶらりんなアラウンド30の男子にはお勧めするけど、それ以外の人にはどうなんだろうなあ。よくわからん。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.26
(5pt)

オトコ心を覗き見★

ナンセンスなのに切ない、だけど可笑しくてあったか〜い気持ちになりました。

☆笑っちゃいました・・・夜のお姉様とのラブスキルがあるオトコは、普通の人と上手く恋愛できないコンプレックスを持っていること。

☆理解しました・・・オトコがメールの返信しない訳。

☆やっぱり好きか・・・ゲームとF1。

☆泣けるよ・・・オトコの友情。

☆可愛いじゃん・・・ラブは純愛が一番?

☆みんなそうなのか・・・オンナ心を分かろうとしない!

序段あたりの結婚式の場面で、主人公の親友である津田が
「結婚によって自分たちを守る文化を築いていってください」
とナイスなスピーチを披露する。
ラスト、主人公の七郎が別の結婚式で行うスピーチのアンチョコ
「円満の秘訣は信じること。ただもう無闇に信じるのです。屁理屈も理屈、邪道も道、腐れ縁も縁。」
は津田のそれを肉付けしたものだ。

当たり前だけど、結婚するということは、相手と死ぬまで添い遂げる覚悟が必要。
無闇に信じ切るというのは、逆説的でありながらも、ある意味極論ですね。
長嶋作品のなかでは、群を抜いて面白いと思います!(拍手)
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.25
(5pt)

オトコ心を覗き見★

ナンセンスなのに切ない、だけど可笑しくてあったか〜い気持ちになりました。

☆笑っちゃいました・・・夜のお姉様とのラブスキルがあるオトコは、普通の人と上手く恋愛できないコンプレックスを持っていること。

☆理解しました・・・オトコがメールの返信しない訳。

☆やっぱり好きか・・・ゲームとF1。

☆泣けるよ・・・オトコの友情。

☆可愛いじゃん・・・ラブは純愛が一番?

☆みんなそうなのか・・・オンナ心を分かろうとしない!

序段あたりの結婚式の場面で、主人公の親友である津田が
「結婚によって自分たちを守る文化を築いていってください」
とナイスなスピーチを披露する。
ラスト、主人公の七郎が別の結婚式で行うスピーチのアンチョコ
「円満の秘訣は信じること。ただもう無闇に信じるのです。屁理屈も理屈、邪道も道、腐れ縁も縁。」
は津田のそれを肉付けしたものだ。

当たり前だけど、結婚するということは、相手と死ぬまで添い遂げる覚悟が必要。
無闇に信じ切るというのは、逆説的でありながらも、ある意味極論ですね。
長嶋作品のなかでは、群を抜いて面白いと思います!(拍手)
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602
No.24
(5pt)

30代後半男性は必読

時間軸が目まぐるしく変わり、物語に深みを与えていく。軽いんだか真面目なんだか解らない登場人物達。ちょうど30代後半になった我々の周りに「いた」、あるいはまだ「いる」人達の物語。バブルを学生時代に体験し、そんな恩恵にあずかったわけでなく、就職しようとするときには、バブルがはじけ、就職難。そんな時代に生きた僕たちに贈られた、中年に差し掛かる手前の物語。ハットする言葉が散りばめられていて、ちょっとだらしない私たちには、最高の物語です。本当に最高な物語なので「Hot-Dog PRESS」なんか読んでいて「試みの地平線」なんかに涙した人は必読です。そんなあなたの物語ですから。
パラレル (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パラレル (文春文庫)より
4167693038
No.23
(5pt)

30代後半男性は必読

時間軸が目まぐるしく変わり、物語に深みを与えていく。軽いんだか真面目なんだか解らない登場人物達。ちょうど30代後半になった我々の周りに「いた」、あるいはまだ「いる」人達の物語。バブルを学生時代に体験し、そんな恩恵にあずかったわけでなく、就職しようとするときには、バブルがはじけ、就職難。そんな時代に生きた僕たちに贈られた、中年に差し掛かる手前の物語。ハットする言葉が散りばめられていて、ちょっとだらしない私たちには、最高の物語です。本当に最高な物語なので「Hot-Dog PRESS」なんか読んでいて「試みの地平線」なんかに涙した人は必読です。そんなあなたの物語ですから。
パラレル Amazon書評・レビュー: パラレルより
4163230602