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イノチガケ 安吾探偵控
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イノチガケ 安吾探偵控の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この作品は、前作が未読でも差し支えの無い作品になっている。 空襲の東京の生々しい描写の中で、殺人事件が起こっていくのを 客観的な空襲状況の記録の後に、古林少年の視点の手記が続くという、 構成で、ストーリーが進んでいく。 現実の空襲の描写の凄さ・怖さの中で起こる殺人事件は、 首をなくしているのに歩いていく死体とか、防空壕を密室に仕立て 殺人を起こすなどという点が、面白く出来ているにもかかわらず、 妙に絵空事めいて感じられてしまったし、『坂口安吾探偵控』なのに、 探偵役としての坂口安吾の影が薄い気がした。 けれども、犯人の動機や殺害方法などのトリック解明以上に 古林少年にまつわる意外な真相が最後に登場して、 驚くことが出来、戦時下を舞台に選んだ理由に納得がいった。 | ||||
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