江戸の片隅で養い子の千吉と暮らす青年弥助は、実は妖怪の子預かり屋だった。

千吉は大好きな兄、弥助を守るために力がほしいと、ともに育った半妖の双子と一緒に妖怪奉行所西の天宮の奉行に弟子入りした。

夜の学校。プールに放たれた金魚。

妖怪の子預かり屋の弥助(やすけ)は、妖怪に育てられたのだが、わけあって育ての親を失い、かわりにあらわれた赤んぼう千吉(せんきち)を、いっしょうけんめい育てている。

妖怪に花見に誘われた弥助と千弥。こっそりあとをつけた久蔵は…「春の巻」。

梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。

梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。

「おとっつあん！　会いたかった！」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。

うぶめに気に入られ、正式に妖怪の子預かり屋の代理となった弥助。

さらわれた許嫁を取り返すのに手を貸してほしい。久蔵の訴えに、弥助は仰天した。

妖猫族の姫である王蜜の君が、太鼓長屋の弥助のところに居候することになった。

豪商天鵺家の跡継ぎ、鷹丸の遊び相手として迎え入れられた少女茜。だが、そこは奇妙な屋敷だった。

「おまえの愛しいその子を奪ってやる」脱獄した女妖がそう告げて姿を消して以来、弥助は養い親である千弥の過保護ぶりに息が詰まりそうだった。

砂漠に花開いた水の都、 美しき奇跡の都の秘められた真実の物語 〈ふしぎ駄菓子屋 銭天堂〉〈妖怪の子預かります〉 シリーズの著者のアラビアンナイト風ファンタジイ 大砂漠。

あなたが“必要としている”写真、お撮りします。そのかわり――。

みなさんは、蔵を知っていますか。 もしかしたら観光地で見かけたことがあるかもしれませんね。