明日こそ鳥は羽ばたく



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    初公開日(参考)1975年01月
    分類

    長編小説

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    明日こそ鳥は羽ばたく (1981年) (集英社文庫)

    1981年11月30日 明日こそ鳥は羽ばたく (1981年) (集英社文庫)

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    No.2:
    (5pt)

    決して色褪せない、ジャズ小説の金字塔

    絶版になっていた小説が、電子書籍で復活してくれて嬉しかった
    30年ぶりに読んで、「川さんのマーチン」でウルっときてしまった
    特に素晴らしいのが演奏シーンの描写で、空気の振動が伝わってくるかのよう

    「BLUE GIANT」という、素晴らしいジャズ漫画が大人気だが、その作品のファンの方に
    日本のジャズ界の黎明期の雰囲気を、この小説で感じてもらえたらなと思う

    あと、「インド即興旅行」という、著者がジャズピアニストの山下洋輔氏と一緒にインドを
    旅する旅行記があるのだが、その本には、この作品がたっぷりと語られていて面白い
    明日こそ鳥は羽ばたく (1981年) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:明日こそ鳥は羽ばたく (1981年) (集英社文庫)より
    B000J7S02Y
    No.1:
    (5pt)

    後にNHK-FMでドラマ化された作品だが

    この作品は、NHK-FMの「ふたりの部屋」でドラマ化されている。
    主人公の鷹取を演じているのは若き日の「藤岡弘、」!
    …しかし、演じる彼も、演じられる鷹取も「見知らぬ大地を、何かを求めて一人行く」と言うモチーフには非常に見合っており、違和感なく物語に溶け込んでいる。

    1970年代のインド亜大陸は、当時の日本人にとって情報の暗黒地帯であり「神秘的な場所」と言う雰囲気もなくはないのだが、作中で、「鳥(バード)」が一本の糸となって結ぶ人々はごく自然に生身の生活者や旅人として描き出されていた。
    失踪した青年・ジョーが作曲した「鳥(バード)」は、作中でも言及されているが、若くして死んだ天才的トランぺッター、チャーリー・パーカーのもじりである。
    「失踪した人物を探す」旅は探偵小説でよくあるのだが、追う側が音楽を頼りにするというのは珍しい。
    かつ、ジャズらしく、聴くのではなく、出会った人々とのセッションで時には荒々しく、時には嫋々と「鳥(バード)」は奏でられる。
    音楽は、静的なものではなく動的なもの、流れていくもの、その瞬間に刻まれるものなのだ。
    この作品と出会った者が、その時代に刻んだ記憶もまた、色褪せる事なく「振り返ればそこにある」。

    NHK-FMのドラマ化を覚えている人は、この作品で使われたBGMについても鮮烈に記憶していると思う。
    OPに使われたのは日野照正の曲「イエロー・ジャケット」。
    EDはトム・ブラウンの「カリスマ」。
    そして作中で「鳥(バード)」とされていた音楽は、同じくトム・ブラウンの「naima(ナイーマ)」である。
    (本来「naima」はジョン・コルトレーンの曲であり、トム・ブラウンのものはカバーバージョンである。
    が、作中で「鳥(バード)」を作ったジョーはトランぺッターであり、トム・ブラウンのバージョンはトランペットで演奏されているため、カバーの方を当てたのであろう)

    時を超えて、「鳥(バード)」がよみがえった事を嬉しく思う。
    明日こそ鳥は羽ばたく (1981年) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:明日こそ鳥は羽ばたく (1981年) (集英社文庫)より
    B000J7S02Y



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