キラーバード、急襲
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ハヤブサを操る殺人者とそれを追う女性TVキャスターを描いたサスペンス。 本作品の殺人者は、無敵ともいえるキャラクターだ。なぜなら、獲物たる人を殺害し、大空へ飛び立ってしまうハヤブサは、殺人者の痕跡を残さないのだから。この殺人者をどのようにして捕まえるのか、興味津々となり・・・が、う~ん・・・。 これは、何とも後味の悪い結末である。ジェフリー・ディーヴァーならば同じ設定でも、どんでん返しをいくつか盛り込んで、よりスリリングに仕上げてくれたはずだ。なんだか、ものすごく惜しい出来・・・としか言いようがない。【エドガー賞】 | ||||
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ニューヨークで突如、ハヤブサが人間を襲い・・・というお話。 人間よりも強い動物が人間を襲うパニック小説は結構多いと思いますし、本書も基本的にはそういう小説ですが、本書の場合動物を調教して人間を襲わせる犯人や、その犯人の操られるハヤブサを倒す為に日本から召喚されるクマタカの鷹匠のキャラクターを薄気味悪く描いた一種のピカレスク小説に思えました。 例えば、ハヤブサを操る鷹匠の人格が不気味な感じに描かれていたり、日本からアメリカに来るクマタカを操る鷹匠の取る行動が極端で同じ日本人から見ても不気味に見えたり・・・。という訳で動物パニック小説というよりもその動物を操る人間の不気味さを焦点にした異常心理小説の様に思えました。 といって、登場する動物の扱いが悪い訳ではなく、小説の中盤のハヤブサとクマタカのさしでの死闘などは本書の白眉といっていい緊迫感があり、また、ハヤブサが人間に襲い掛かるシーンも臨場感に溢れ、なかなか見事な筆力だと思いました。 その他にも主人公のTVレポーターのキャラクター造形や鳥に関するこの時代の取り扱い方等にも満遍なく筆を費やしていて遺漏のない見事なサスペンスになっていると思いました。 ただ、最後が若干あっけない様に思えたので、☆は一つ減らしました。最後をもうちょっと壮絶にしてもらいたかったです。 とはいえMWA賞受賞も納得の秀作サスペンスでした。機会があったら是非。 | ||||
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