すげ替えられた首



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初公開日(参考)1986年07月
分類

長編小説

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すげ替えられた首 (扶桑社ミステリー)

1989年09月30日 すげ替えられた首 (扶桑社ミステリー)

酷暑にあえぐ8月のニューヨーク。マンハッタンの東と西で、女性教師とコールガールが同時に、それぞれの自室で死体となって発見された。だが、驚くべきことに、二人の生首はおたがいにすげ替えられていた―。あまりに常軌を逸した犯罪に、捜査は難行する。ユダヤ系移民の初老の警部補ジャネックはこの巨大な都市、人間の欲望が歪み、きしみあうこのニューヨークの裏側に踏み込んでいく。エアロビクスのインストラクター、写真家、スプラッター映画の監督、コールガール組織―。ジャネックと若手女流写真家キャロラインとの心の交流を、サブストーリーとして、描き出される都会の現在。現代の異常さを、犯罪者の心の奥底にまで迫って描ききったこの作品のなかには、どこよりも危険で、どこよりも熱い大都会ニューヨークの魔性がつかみとられている。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

すげ替えられた首の総合評価:7.60/10点レビュー 5件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

まあまあでした

犯人が簡単に判明しすぎ。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(5pt)

サイコスリラーの原点にあたるかもしれない重要作

アメリカで、首が挿げ替えられる猟奇事件が発生し・・・というお話。

原著の刊行が、84年で今は2024年という事で、40年くらい経ちますが、些かも古びていないサイコスリラーでした。

古くなっていない要因として、ベイヤー氏の才能(文章の上手さ、人間心理への深い洞察など)が挙げられるかと思います。

これらのサイコ物の以前の心理サスペンス(ニューロティック・スリラー)があまり犯罪者の思考に立ち入らないで、そこから現れる現象を軸にした物が多かったと思いますが(手抜きではないですけど)、これらのサイコ物は犯罪に至る精神に深く分け入り、何故そのような行為に至ったかを深く掘り下げていて、個人的には評価されるべきだと思います。

この後、88年(日本での翻訳は89年)サイコ物の決定版とも言うべき、ハリス氏の「羊たちの沈黙」が刊行されますが、その流れの先駆的な作品として、忘れたらいけない作品だと思います。

内容が猟奇的という事で、不快感を感じる方もいらっしゃるだあろうし、実際に気持ち悪いですが、現実にも、似た様な犯罪が増えるので、そういう現実を切り取った記録としも重要かと思います。

サイコスリラーの原点にあたるかもしれない重要作。是非ご一読を。
すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
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No.3:
(3pt)

著者のストリーテラーとしての才能は認めるが・・・。

評者が本書『すげ替えられた首』(原題『Switch』1984年)を読んだのは奥付に昭和61年発行と記してあるからもう30年も前になる。
 訳者あとがきで著者の略歴があまり知ることができないと述べていたが、今では何冊か翻訳出版されているからそんなことはないだろう。
 評者は、ウィリアム・バイヤーの作品は、この一冊だけ読んで他の作品は読んだ記憶がない。
 首をすげ替えた女性の死体を、初老の殺人課警部補のフランク・ジャネックが、この異様な事件の捜査責任者として嫌いな上司のハート刑事部長に命じられる。
 この捜査をフランクが命じられる車のなかでハート刑事部長が、「心理学的(サイコロジカル)なやっだ」だという。
 そして「これは変質者(サイコ)の論理(ロジカル)なんだ」と、自分の洒落に気をよくする。
 殺人の動機などを探る糸口さえない難事件をフランク警部補が、被害者の心理や犯人の心理まで奥深く掘下げて思考するところの描写などの上手さは著者の才能のなせる技だろうと感じ入りながら読み進んだ。
 が、体調の優れないときに読むような本じゃないし、どうも評者の好みではないようであるから、なぜ多作品を手にしなかったが本書を再読してみて分かった。
 本書を読み始め見開きページに、評者が読んだばかりのロス・マクドナルド著『さむけ』の一部を著者が引用していたから、何十年も以前読んだ本の再読であるにも関わらず、こんな偶然なこともあるのかと少々驚いてしまった。
<追記>
 評者が読んだ本は、サンケイ文庫の昭和61年第一冊です。
すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
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No.2:
(4pt)

正統派の警官小説

週刊文春1986年 海外6位

引退した先輩刑事の自殺の報を受け、傷心するフランク・ジャネック警部補。葬儀に出席したジャネックは、上司から殺人事件の捜査を命じられる。それは、ほぼ同時に殺害された女教師と、娼婦の刺殺事件だった。住んでいる場所も、境遇も違う二人の女性。彼女らを繋ぐものは、首が切断され、互いにすげ替えられていたことだった ・・ ・

MWA受賞作『キラーバード、急襲』に登場するフランク・ジャネックが主役。

すげ替えられた首事件と並行して、先輩刑事の自殺の謎を解明していくという趣向になっている。2つの事件に直接の関係はないのだが、ジャネックが捜査を担当することになった隠された意図が、彼の有能さを証明することになる。

猟奇殺人事件の異常性に目が引かれるが、捜査は足を使ったいたって正統派の警官小説。犯人の思考を予測し、徹底的に証拠をひろい集めるという、過程が描かれていく。ジャネックの個人技より、組織マネジメント力の描写に力点が置かれているように読みとれる。

前半は暗中模索が続いてじれったいのだが、後半から芋づる式に新たな証拠は発見されスピード感が増してくる。謎ときや意外性は皆無なので、犯罪捜査そのものをじっくり楽しみたい方にお薦め。

ありがちなロマンスは大目にみるとして、カタルシスは今ひとつではあるかな。
すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
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No.1:
(4pt)

ありがちなアメリカン・ミステリーとは一線を画す

何故奇妙な殺され方をしたのか、犯人は誰なのかと楽しく考えながら読めました。殺人事件の犯人探しだけではなく、もう一つの線である師の自殺についても綺麗に解決しており、読後感も良かったです。

主人公も天才というよりはその道のプロとして動き回り、若い女の子に好かれては「何で俺なんか」等と言い出す位等、ありがちなアメリカン・ミステリーの「天才ヒーローと美貌のヒロインが最後のどんでん返しで事件解決」で無い所が面白いと感じました。基本的な描写もしっかりしており好感が持てます。
すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:すげ替えられた首 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
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