ジェイムズ・ジョイスの殺人
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海外旅行に出た兄夫婦から男の子を預かり、教え子の大学院生を家庭教師に田舎での休暇に出たケイト・ファンズラー女史は、その大学院生が起こした射殺事件の渦中に嵌ってしまいます。状況は、あらゆる人から嫌われていたあせっかい婦人を射撃の的に見立てて男の子と遊んでいたある日、なぜか銃に実弾が込められていて、本当に射殺してしまったというもの。婦人は確かに嫌われてはいたが、こうしたしかけで殺そうと考える人がいるほどの害人ではなかったはずだが・・・。 と、パズラー風の謎とその解明はありますが、肝はそこにはなく、作者が注力しているのは、作品の90%を占めるほどの会話です。当意即妙のユーモラスな会話で語られる殺人喜劇。ミステリ史に付け加えるものは何もないけれど、テンポが良くて陽気でウィットに富んだ登場人物同士のかけあいで話が進んでいくスタイルはアメリカの探偵ドラマのよう、そういう人気があったのでしょう。 この作では、シリーズ探偵であるケイトに替わって、その永遠の求婚者リード地方検事が真犯人を言い当てます。このふたりにはずっと結婚せずに、この微妙な関係を続けていってほしいものです。 | ||||
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