死の月
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
死の月の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
記念すべき第一回のエドガー賞受賞作。 本作品の時代背景は終戦後であり、戦争の傷跡を作中に垣間見ることができる。現地の風俗や、入植者と原住民の関係性など、歴史的な面で興味を惹かれた。ただ、翻訳が古いせいもあって、現在では差別にあたるワードが頻出し、読み進めながら辟易してしまう。我ながら、随分過敏になったものだ。 本作品は、夫が自殺した真の理由を探ろうと奮闘する妻の物語である。ミステリとしてというより、主人公の自立と近代化に向かう未開の人々が二重写しになった、文芸よりの仕上がりとなっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
南洋の島で行方不明となった夫を捜すためにオーストラリアから飛んできたエマは、初めは現地人を敵視しながらも自分の無力さから、感情的に周囲を困惑させる言動を繰り返す、招かれざる客です。しかし、あちこち小突き回され、騙され、希望と失意を繰り返すうちに、徐々に精神的に逞しく成長していきます。そして半ば強引に夫の臭跡が示す奥地へと出発しますが、その冒険行の果てに明らかになる壮絶な事実とは・・! 最初はロマンチックムードに見えた表紙絵も、読み終えて見返すと、その陰鬱なトーン、暗示に満ちた小道具など、作品テーマをよく示していると思わせます。 難を言えば、活字の字体や漢字遣いが古くて、とにかく読みづらいことですね。重版する機会があれば、現代風に刷新してほしいところです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|